はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

スイス郵便局、仮想通貨取引提供を計画=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

銀行部門が仮想通貨取引提供を計画

スイス国営郵便事業会社スイスポストは、その銀行部門PostFinanceで、2024年からビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)を取引、保有できるようにする計画だ。swissinfo.chが11日に報じた。

PostFinanceのリテールバンキング責任者Sandra Lienhart氏は、次のように述べている。

私たちの顧客は、当社を通じて仮想通貨市場に直接アクセスすることを望んでいる。

過去1年半の間に、仮想通貨の制度化が進んでいることを考えると、今が市場に参入する絶好の機会だ。

現在は仮想通貨市場が停滞している状況だが、その中でも顧客からの投資ニーズがあると示唆した格好だ。

PostFinanceはすでに、デジタルアプリ「YuhExternal link」を通じて、顧客に仮想通貨へのエクスポージャーを提供しているところだ。ビットコインを含む13銘柄の仮想通貨に対応しており、ユーザーは、支払いや貯蓄、投資などを行うことができる。

しかしこのサービスは、2017年にスイスの銀行として初めて個人顧客向けの仮想通貨取引を提供開始したスイスクオート(Swissquote)との提携によるところが多かった。今回は、PostFinanceによる独立した取引・カストディサービスを立ち上げる計画である。

swissinfo.chによると、スイスクオートの、仮想通貨取引サービスからの収益は、2021年に約142億円(1億200万スイスフラン)に達しており、仮想通貨事業が大きな利益を生む可能性を示しているという。

NFTの郵便切手を発行済

スイスポストは、2021年11月に「スイス・クリプト切手」と呼ばれるNFT(非代替性トークン)商品の第一弾も発行している。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

青色の背景にマッターホルンと月が描かれたもので、額面は8.9フラン。所有者は、他の切手と同じように郵便物に貼って利用可能だ。同時に、すべてのクリプト切手には、デジタル画像(NFT)も付属しており、切手の横に印刷されているQRコードを読み取ると、購入したデジタル切手をオンラインで見ることができる仕組みである。

デジタル形式の切手は13種類のデザインで構成されており、一般的なデザインは65,000枚あるが、希少なデザインになるとわずか50枚のみ存在する。QRコードを読み取るまで、どのようなデザインのデジタル切手が付属しているかは分からない。

クリプト切手は、ポリゴン(MATIC)のブロックチェーン上で保存され、オンラインで収集、交換、取引することが可能だ。

今年8月にはクリプト切手第二弾の発売が予定されている。第二弾ではロカルノ映画祭とコラボレーションし、スイスの若手映像作家が制作した動画をNFT化したものになる。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
05:50
ストラテジーのセイラー会長、6900億円相当のビットコイン売却の噂を否定
ストラテジーのマイケル・セイラー会長が47000BTCの売却憶測を否定した。オンチェーン上の動きは保管業者の入れ替えによるもので、実際に購入ペースを加速させていると説明。
11/14 金曜日
21:20
CourtYard(コートヤード)でトレカをNFT化|使い方を初心者向けに徹底解説
トレーディングカードをNFT化して取引できるCourtYard(コートヤード)の使い方を解説。アカウント開設からPolygon上での取引方法、ガス代準備、リスクまで初心者向けに図解で詳しく紹介します。
21:00
ビットコインウォレットのおすすめは?種類・選び方・アドレス作成手順まで解説
ビットコインウォレットの種類や違い、安全な選び方を徹底解説。ハードウェア・ソフトウェアの比較からアドレス作成、セキュリティ対策まで初心者にもわかりやすく紹介します。
17:19
米ビットコイン現物ETF、過去2番目の規模の純流出 リスクオフが加速
11月13日、ビットコイン現物ETFは8.7億ドル(約1,340億円)の純流出を記録し、過去2番目の規模に。イーサリアムETFも3日連続で流出。FRB当局者の慎重発言を受け、仮想通貨と米国株が同時に下落。専門家は健全な調整との見方も。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧