イタリアでライセンス取得
暗号資産(仮想通貨)取引所などを運営するCrypto.comは19日、欧州イタリアの規制機関「Organismo Agenti e Mediatori」(OAM)からCASPライセンスを取得したことを発表した。コインベースやバイナンスに次ぐ形での承認となった。
Crypto.comが取得したライセンスは暗号資産サービスプロバイダー(CASP)としての承認。イタリア国内および居住者向けに仮想通貨取引やウォレットなどのサービス提供が規制を遵守した形で可能となる。
イタリアでのライセンス取得について、Crypto.comのKris Marszalek CEOは以下のようにコメントした。
イタリアでの登録完了は我々にとって非常に嬉しい出来事であり、Crypto.comにとって大きな一歩だ。
我々はこの地域における末永い成長を願い、規制当局などと連携して貴重な顧客に様々な商品とサービスを提供していきたい。
強化進むコンプラ体制
同取引所は各国での法的コンプライアンスを強化しており、6月には中東ドバイで仮想通貨ライセンスを取得したばかり。他にもギリシャやシンガポールなど、世界各国での法的遵守を展開しつつある。
なお、イタリアのOAMは今週18日、米国発の大手取引所コインベースにも同様のライセンスを付与していた。