PoWの支援へ
仮想通貨マイニングプール大手AntPoolは26日、イーサリアムクラシック(ETC)のエコシステムに13億円(1,000万ドル)を投資すると発表した。
AntPoolのLv Lei CEOが親会社Bitmainが開催する世界サミットで明かした内容で、継続的にPoWマイニングを利用するETCをサポートしていく施策となる。
AntMinerのイーサリアム系マイニングマシンはイーサリアム(ETH)とイーサリアムクラシックにも対応しているが、イーサリアムは年内に「マージ」が実装され、PoWからPoSに移行するため、マイナー(採掘)に対応しなくなる。
一方、イーサリアムクラシックは依然としてPoWメカニズムの応用を続ける。
1,000万ドルの投資に関しては、イーサリアムクラシックのdAppsの開発や全体的パフォーマンスの向上などに充てられるという。
マイニング機器メーカーのBitmainは今月5日に、ETH系対応の最新ASICマシン「AntMiner E9」を6日に販売開始している。
The Mergeとは
イーサリアムの次期大型アップグレード。コンセンサスアルゴリズムを、マイニングが必要な「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」から、ステーキングによってブロック生成を行うPoSに変更する。
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