超党派議員ら、仮想通貨取引の「少額非課税」含む導入法案を提出

50ドル以下の決済利用は非課税

米上院銀行委員会の議員らは26日、暗号資産(仮想通貨)の課税申請額を定める法案を提出した。

法案名は「Virtual Currency Tax Fairness Act」(仮想通貨税制法)。提出したのは共和党のPat Toomey議員と民主党所属のKyrsten Sinema議員(アリゾナ州)の2名だ。

現行法では、少額の仮想通貨決済でもキャピタルゲインとして課税対象となるため、保有者が仮想通貨決済を躊躇するなど利便性に著しく欠けるとの指摘がある。今回の法案では、課税申告額を50ドル(6,800円)に定め、それ以下の取引は課税対象外にする内容だ。

法案を提出したToomey議員は以下のようにコメントした。

デジタル通貨は米国市民の日常的な生活の一部になるポテンシャルを秘めている一方で、我々の税法はその可能性を阻害している。

この法案は、日常での仮想通貨決済を可能にする。

また、Sinema議員は以下のように法案のメリットを語った。

我々はアリゾナ市民の日常的なデジタル決済による唐突な税金を守る。仮想通貨の利用が増える中、市民の資産を保持し繁栄し続けることができるだろう。

直近では超党派の議員らが協力して仮想通貨法案を提出する事例が増えている。21年夏に提出されたインフラ法案で仮想通貨課税に関する項目を入れて以降、党派の垣根を超えた協力体制が目立つ。

関連:米超党派議員ら、仮想通貨の規制を明確化する法案提出

仮想通貨取引の課税

なお、仮想通貨取引の課税対象額の引き上げは以前から実現を期待する声があった。6月上旬に超党派の女性議員2名が提出した包括的な仮想通貨法案では200ドル(27,000円)以下の取引は課税対象外とする項目も含まれていた。

関連:米議員ら、超党派の包括的仮想通貨法案を提出

24時間上昇率ランキング(国内)
24時間下落率ランキング(国内)
1週間上昇率ランキング(国内)
1週間下落率ランキング(国内)
時価総額ランキング(国内)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します