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Uniswapコミュニティ、「ユニスワップ財団」の設立を提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ユニスワップ財団を設立する提案書

分散型取引所(DEX)大手ユニスワップのコミュニティメンバー2人は5日、同取引所のエコシステムを成長させることを目指すUniswap Foundation(ユニスワップ財団)を設立することを提案した。

DEXとは

ブロックチェーン上に構築される非中央集権型取引所。「分散型取引所」の英訳である「Decentralized EXchange」から「DEX」とも呼ばれる。

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ユニスワップ財団は、Devin Walsh氏とKen Ng氏が米デラウェア州を本拠地として設立する法人となる。Walsh氏がエグゼクティブ・ディレクターを務め、Ng氏は財団の運営を指揮する予定だ。

Walsh氏は、ユニスワップ関連の開発に携わる企業の1つ「Uniswap Labs(ユニスワップラボ)」のスタッフ長を務めていた人物で、ユニスワップ財団設立のため、この職を辞任している。Ng氏は、ユニスワップ助成金プログラムのリーダーとしてエコシステムに貢献してきた経歴を持つ。

提案書によると、ユニスワップ財団は、プロトコルを成長させ、その将来を計画するために、開発者、研究者、アナリストなどに助成金を提供していくという。

予算としては、合計約99億円(7,400万ドル)を請求する形だ。内訳としては、当初3年間の運営予算として1,400万ドル、Uniswap助成金プログラム(UGP)予算を拡大し3年以上維持するものとして6,000万ドルである。支払いは2回に分けることを想定しているという。

7,400万ドルとは別に、ユニスワップ財団に250万UNIトークンを与えることも求めている。UNIはユニスワップの独自トークンであり、この割り当てにより、財団はユニスワップのガバナンスに参加することができるようになる格好だ。

ガバナンスとは

ある集団の経営・運営を管理監督するプロセスや仕組みのこと。DeFi(分散型金融)プロジェクトの多くでは、ガバナンストークンと呼ばれる、あるプロジェクトのガバナンスに参加するための投票権のようなものが存在する。ユーザーは、報酬のガバナンストークンの価値上昇を期待して、流動性を提供する。流動性を提供するユーザーが増えると、プロダクトの有用性が高まり、プロジェクト自体の価値が上昇するといった仕組みだ。。

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今後、提案についての意見募集を行い、コミュニティ内で議論が行われる。集まった意見が肯定的なものであれば、8月前半に予備的な投票が行われる見込みであり、これを通過した場合には、コミュニティ内の合意が確認される前に、さらに意見募集のプロセスが設けられる見込みだ。

ユニスワップは、最大手の分散型取引所(DEX)である。The Blockによると、現在DEX市場取引高全体の、ほぼ3分の2を占めている。

主な活動内容

Walsh氏は、現在ユニスワップのガバナンスのプロセスに摩擦が多く、助成金を最も野心的でインパクトのあるプロジェクトに与えることができない状況にあり、これを改善したいと述べている。具体的に、主な活動内容としては以下の3方向を挙げた。

  • 成長:分散化と、エコシステムの成長を促進する
  • ガバナンス:コミュニティのガバナンスプロセスを改善する
  • アドボカシー:ユニスワップの社会的影響力を拡大する

「成長」の面では、取引高や新たなユーザーを増加させるような機能を開発することや、コミュニティを成長させることなどに予算を割り振ることを提案している。

「ガバナンス」では、委任や提案のプロセスを改善し、ガバナンスについての研究を促進することに予算を充てる。「アドボカシー」では、定期的にガバナンスやエコシステムについての報告書を発行したり、各サービスの透明性や競争力などを向上することを目指すという。

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