実施予定日が明確に
仮想通貨イーサリアム(ETH)の「The Merge(マージ)」の実施予定日はより明確に設定された。
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開発者Tim Beikoは12日にTTD(Terminal Total Difficulty:期間中の合計難易度)をツイート。「58750000000000000000000」になり、9月15日前後に実施される見込みだ。期間中の合計難易度とは、攻撃者がハッシュレートを獲得してマージを妨害することを防ぐ閾値を指す。
58750000000000000000000
— Tim Beiko | timbeiko.eth 🐼 (@TimBeiko) August 11, 2022
マージの実施については、「Bellatrix」と「Paris」という2つのアップグレード期間を経て完成するもので、アップグレードの起点となる「Bellatrix」はおよそ9月6日に、完結点となる「Paris」は9月15日〜16日に実施されるという。
The Ethereum mainnet merge has been tentatively scheduled for around September 15th/16th.
— sassal.eth 🦇🔊🐼 (@sassal0x) August 11, 2022
The Merge is coming 🐼
あくまで「暫定的実施予定日」であるため、イーサリアム財団は8月23日にクライアントソフトウェアのデータ内容を公開する予定だ。
なお、最後のテストネット「Goerli」は昨日、マージの実装を完了していた。
イーサリアム創設者のブテリン氏はマージ後のETHブロックチェーンがロールアップ技術の普及によってガス代を0.002ドル〜0.05ドルにまで削減することが可能になると発言したことが報じられた。