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LidoのstETH、イーサリアムL2への展開が開始間近

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

stETHがL2に拡張

リキッドステーキング(流動的ステーキング)のDeFi(分散型金融)プラットフォーム「Lido Finance」は、イーサリアムのレイヤー2スケーリングソリューションへの拡張計画を更新した。

現在のところ、Lidoの利回り担保型トークンstETHを代替資産(wstETH)に変えて、L2に移行できる「ブリッジ」コントラクトがLido開発チームによって開発され、公開された。L2拡張計画の第一段階として、ロックされた総資産価値(TVL)でトップ2であるArbitrumとOptimismが選択されている。

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但し、これらのブリッジは「停止」状態でデプロイされており、現時点では入出金出来ない。今後、コードのパブリック監査を通過した後、ブリッジサービスの開始についてLidoDAOのガバナンス投票が実施される。

ブリッジが開始されると、ユーザーはL2上のプロトコル開発者が構築した、wstETHを使った金融商品や優れた金利獲得機会にアクセスできると期待される。

Lido Financeは、DeFi全体に広く利用される流動性の高いステーキング資産の構築を目指している。将来的には、L2から直接のETHステーキングを実現することも視野にあるという。

Lido Finance(LDO)は、仮想通貨のステーキング金利を受け取りながらその代替資産(ステーキング証明トークン)を運用できる「流動的ステーキング(リキッド・ステーキング)」のサービスプロバイダーだ。ETHをステークすると「stETH」を受け取り、レンディングの担保としたりDEX(分散型取引所)等で運用できるなどの利点がある。

執筆時点にLidoで415万ETH(約1兆円)がステークされており、イーサリアムのPoSビーコンチェーンでシェア31.3%を占める最大のステーキングサービスオペレーターとなっている。

リキッドステーキングとは

ステーキングの金利を受け取りながら、その代替資産(ステーキング証明トークン)を運用できるDeFiの仕組み。従来は、ステーキングした資産はロックされて併用して運用に利用することはできなかったが、リキッドステーキングの誕生で、ロックされた資産に流動性(=liquid:リキッド)を与えることができるようになった。

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