Lido DAO、1,000万トークンの販売提案を再投票へ

トークン販売で資金調達へ

DeFi(分散型金融)プラットフォーム「Lido Finance」を管理するLido DAOは27日、ガバナンストークン「LDO」の販売による資金調達について、前回の提案を改訂した。

この提案は主に、Lido DAOが資金として保有する2,000万LDOのうち、1,000万LDOをリードインベスターのDragonfly Capitalに販売するという内容。前回の提案では、販売されるLDOにVesting期間(権利確定期間=ロックアップ期間)がないことで批判を受けたが、今回の提案では1年のVesting期間を設けた。

ロックアップとは

資産を大量保有している企業やベンチャーキャピタルに対し、対象の資産を一定期間、市場で売買できなくする仕組み。

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Lidoで事業開発責任者を務めるJacob Blish氏が行なった今回の提案は、2,000万LDOをステーブルコイン「DAI」に交換することで、2年分の運営資金を確保するという内容。50%に相当する1,000万LDOをDragonfly Capitalに販売し、残りの取り扱いについては今後決定すると説明している。

前回の投票では回答に、①提案に全面同意、②提案に反対する、③1年のVesting期間を付加する、という3つの選択肢を設けた。25日には投票結果が明らかになり、投票した600のDAOメンバーのうち66%(2/3)以上が反対。③には33%の票が投じられたが非承認となった。今回の提案では、賛成と反対の2つの選択肢しかない。

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また、販売価格に関する条件も今回変更。前回は7日間の時間加重平均価格(1LDO=約1.45ドル)に50%のプレミアムをプラスするとしていたが、今回は以下の2つのうちで高い方の価格で販売するとした。

  • 7日間の時間加重平均価格(約1.45ドル)+50%のプレミアム(前回同様)
  • 投票完了時点の過去7日間の時間加重平均価格+5%のプレミアム

本記事執筆時点でLDOの価格は1.93ドル付近を推移。1LDOの価格が投票期間に2.25ドルを超えた場合、Dragonfly Capitalは購入しないことを選択できると提案には記載している。投票は日本時間28日7時に開始する予定だとした。

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前回の投票

前回の提案では21日の投票開始とともに、単一アドレスが1,500万LDOを①の賛成に投票。その後コミュニティが1,000万LDOの反対票を投じるも、23日時点でロックアップなしで販売するプランが59.34%の支持を得ていた。

この時、Lido DAOのウェブサイトやSNSで、1,500万LDOの賛成票を投じたのが、インサイダーではないかとの声が上がった。データ分析企業NansenのAlex Svanevik CEOは、このLDOが大手トレーディング会社Alameda Researchに関連するウォレットから送られたと指摘。一方で単にOTC(相対取引)で顧客に提供された可能性もあると述べるなど、DAOにおける機関投資家の動向が注目を集めた。

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