はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リップル社がトラベレックスと提携、同社ブラジル支部にODL導入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

メキシコとのODL決済をサポート

米リップル社は17日、外貨両替業を営むトラベレックスとの提携を発表。XRPベースの決済ソリューション「ODL」(オンデマンド・リクィディティ=流動性)を、ブラジルで同社が提供開始することを発表した。

トラベレックスは、ブラジルではトラベックス銀行として、同国の中央銀行から外国為替業務のみを行う銀行として登録・承認されている。e-Fx取引に重点を置いており、送金や国際決済、ATM、多通貨プリペイドカードなど、多くのサービスを通じて、顧客の国際マネーへのアクセスを簡素化することを目指している。

「ODL」はリップル社が提供する暗号資産(仮想通貨)XRPベースの決済ソリューションで、従来の国際送金では現地通貨を事前に保管しておく必要があるが、XRPをブリッジ通貨として利用することで、送金コストの削減や時間短縮などにつながるシステム。

関連:ブラジル投資大手「XP」、ビットコインとイーサリアム取引を提供

今回の「ODL」導入後、トラベックスはまず、ブラジルとメキシコ間でのODL決済をサポートする。将来的には提供地域を拡大し、内部財務や中小企業(SME)の一括決済などのユースケースをサポートしていく予定だ。

XRPとは

リップル社が発行する仮想通貨で、ネットワーク上の仮想通貨や法定通貨間をつなぐブリッジ通貨の役割を持つ。

▶️仮想通貨用語集

今回の提携について、トラベレックスグループのジョアン・マヌエル・カンパネリ最高事業開発責任者は、以下のようにコメントしている。

私たちはこのパートナーシップを、この地域の多くの人々に安全でコンプライアンスに則った方法で暗号の恩恵をもたらす戦略的な機会として捉えている。

トラベレックスは常に進歩的な企業であり、仮想通貨の利点を受け入れ、資産の移動と管理を劇的に変革する可能性のあるユースケースを活用する、伝統的な金融機関の先頭に立つことができることを喜ばしく思う。

関連:リップル社の「ODL」拡張へ、SBI VCトレードがリニューアルを発表

サンタンデールも仮想通貨取引を示唆

ブラジルでは、すでにBanco Rendimento、Remessa Online、Frente Corretora、Banco Topazio、B&T Câmbioといった企業がリップル社と提携しており、トラベレックスはそこに加わる形となる。

同国は仮想通貨に対して寛大なスタンスを見せている国で、大都市リオデジャネイロでは、2023年よりリオデジャネイロでの固定資産税の支払いも可能になる計画が進行中。

民間での動きも活発で、同国の大手証券取引所B3はすでに、ビットコインETFをはじめ、DeFi(分散型金融)関連やWeb3.0(分散型ウェブ)関連のETFなど複数のETFを取り扱っている。7月末には、スペイン発の大手金融機関サンタンデール銀行のブラジル支部が、仮想通貨取引機能の導入を示唆した。

なお「ODL」については、世界的に取引量が増加しており、リップル社は2022年第2四半期(4~6月)の報告書で、前年同期比で9倍超となったことを報告している。

関連「ODL」拡大で仮想通貨XRPの取引量が9倍増加=リップル社2Qレポート

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11:04
米大手9行が仮想通貨企業を排除 通貨監督庁が是正へ
米通貨監督庁(OCC)は、JPモルガンなど大手9行が2020-23年に仮想通貨企業を含む合法事業者へのサービスを業種理由で制限していたと発表。「金融の武器化」と批判し、違法行為には司法省照会も検討。トランプ政権下で「デバンキング」問題の是正が加速。
11:00
ビットコイン9.4万ドル急騰からの反落、FOMC利下げ後に軟調な動き|仮想NISHI
FRBの25bp利下げを受け、ビットコインは一時9万4000ドルまで上昇したものの、その後反落。X-Bankアナリストの仮想NISHI氏によると、デリバティブ市場でのロング解消による売り圧力が現物買いを上回っている。欧米機関投資家のクリスマス休暇入りを控え、年末にかけて軟調基調となるリスクを指摘。
09:19
ストラテジー社、ビットコイン保有企業の扱いめぐり書簡 MSCI指数除外案に反対表明
ビットコインを蓄積するストラテジー社がMSCIの指数除外案に反対意見を提出。仮想通貨保有50%以上の企業を除外する提案に対して、様々な観点から異論を唱えている。
09:11
Superstate、株トークン化の新サービスをローンチへ
Superstateは、株式をトークン化する新サービスを発表。上場企業が仮想通貨イーサリアムやソラナのブロックチェーン上で株式を新たにトークン化して、投資家に直接発行することができる。
07:40
ビットコインの買い増しなどを計画 米Strive、最大約780億円を調達へ
米Striveは、最大約780億円相当の株式を発行・販売する契約を締結。調達資金は仮想通貨ビットコインの買い増しやビットコイン関連商品への投資などに使用すると説明した。
12/10 水曜日
18:00
JPYC株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
JPYC株式会社が、2026年2月27日に東京都内で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など「通貨の進化と社会実装」をテーマに、産官学のリーダーが議論を行う。
17:48
仮想通貨のインサイダー規制導入、市場成熟へ IEO投資上限も提案|金融審議会
2025年12月10日公表の最新の金融審議会報告書で暗号資産(仮想通貨)が金商法の規制対象になることが明記された。IEO投資上限のほか、コード監査義務化、インサイダー取引規制など投資家保護を抜本強化する。交換業者への影響と今後の展望を詳解
17:11
シルクロード関連ウォレット、10年ぶりに突如活動 4.7億円相当ビットコインを送金
10年以上休眠していたシルクロード関連の仮想通貨ウォレット約312個が突如活動を再開し、約4.7億円相当のビットコインを送金。今年は5月にも大規模な移動が確認されている。米政府は押収資産を戦略準備金として保有する方針を示すも、売却疑惑も浮上。
14:59
SEC委員長、2026年に仮想通貨規制の大幅進展を予告 トークン分類制度など導入加速
SEC委員長が2026年の仮想通貨規制大幅進展を予告。トークン分類制度で3カテゴリーを非証券化、1月にイノベーション免除導入へ。前政権の法執行重視から明確なルール制定へ転換。
14:10
著名投資家レイ・ダリオ「中東は資本家のシリコンバレー」:国家によるAI・デジタル資産戦略を絶賛
著名投資家レイ・ダリオ氏がAIのハブとして急速に成長する中東を高く評価し、「資本家のためのシリコンバレーになりつつある」と述べた。一方、マイケル・セイラー氏は中東がビットコイン担保型デジタル銀行システムによって「21世紀のスイス」になる可能性を指摘した。
11:05
「ビットコイン・アフターダークETF」申請 夜間取引時間の高パフォーマンスに着目
ニコラス・ウェルスが米国夜間取引時間のみ仮想通貨ビットコインを保有する新たなETFを申請した。夜間の高リターン傾向に注目したものだ。ヘッジ型ETFも同時申請した。
09:50
プライバシー重視のステーブルコイン「USDCx」、Aleoのテストネットでローンチ
仮想通貨のステーブルコインUSDCを発行するサークルは、プライバシー機能を持つL1ブロックチェーンAleoのテストネットでUSDCxがローンチされたことを発表。ユースケースなどを説明した。
09:48
仮想通貨市場は政策待ち姿勢 ビットコインとイーサリアムに資金集中=Wintermute分析
Wintermuteの最新市場分析によると、仮想通貨市場は米FRBや日銀の政策決定を前に様子見姿勢を強めている。資金はビットコインとイーサリアムに集中し、レバレッジ水平は低位。先週金曜の急落後も市場は底堅さを保ち、質への選別が進む。レンジ相場継続の見通し。
09:05
プライバシー重視ブロックチェーン「Octra」、30億円規模のICO実施へ
完全準同型暗号技術を採用する仮想通貨プロジェクト「Octra」が2000万ドル規模のトークンセールを実施する。これまでも分散化重視で資金調達を行ってきた。
08:40
コインチェック、NACの新規取扱いを検討 NOT A HOTELとRWA領域で協業強化へ
コインチェックがNOT A HOTEL DAOの暗号資産NACの取扱い検討とRWA領域の協業強化を発表。NACの活用や共同サービスの開発方針について解説します。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧