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SudoRareがオフラインに 1億円相当の仮想通貨を持ち逃げか

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SudoRareから1億円相当が流出

分散型NFT(非代替性トークン)取引所SudoRareは23日、立ち上げからわずか6時間後でオフラインになり、1億円相当以上のトークンがウォレットアドレスから失われた。出口詐欺であった可能性が高いと指摘されている。

SudoRareは、自動マーケットメーカー・NFTマーケットプレイスとして機能し、Wrapped Ethereum(wETH)、ルックスレア(LOOKS)、XMONといった資産のステーキングができると宣伝していたプロジェクトだ。

しかし立ち上げ以前から、暗号資産(仮想通貨)コミュニティの一部からは「詐欺ではないか」と疑う声が上がっていた。

例えば、エアドロップなどの分析を行うアカウント@2shabbyは、「お金を失うリスクを取りたくなければSudoRareには参加しないように。このチームは匿名で身元を公開しておらず、詐欺の可能性が高い」と発言していた。

立ち上げからすぐ閲覧不可能に

稼働されてから6時間後、SudoRareのソーシャルメディアアカウントやウェブサイトはすべてオフラインになり閲覧不可能となっている。

さらにSudoRareのNFT取引所からは、イーサリアム(ETH)、LOOKS、USDコイン(USDC)といった仮想通貨が流出したことが確認されている。LOOKSとUSDCは、すでに分散型取引所Uniswapでイーサリアムと交換されている。合計で、プラットフォームから519ETH(執筆時の時価で約1億円)が失われた形だ。

ブロックチェーン分析企業PeckShieldは、流出資金がすでに3つの異なるウォレットに送られたことを突き止めた。ウォレットの1つは、仮想通貨取引所Krakenのユーザーに属するものだと述べている。

PeckShieldはウェブサイトなどがオフラインになっていることも踏まえ「ラグプル(出口詐欺)の可能性が高い」と指摘した。創設チームだけが、プラットホームの流動性プールにアクセスすることができる状況だったとみられる。

分散型NFT市場のSeaCowsは、「完全な匿名チームによるラグプルが起きてしまった」「ユーザーが自分で(プロジェクト背景について)リサーチを行い、チームには高いセキュリティと透明性の基準を守らせるべき」と注意を呼び掛けた。

マジックエデンの対策

NFT市場で出口詐欺が行われた事例は少なくない。ソラナ基盤の主要NFT市場「Magic Eden(マジックエデン)」も2月にプラットフォーム上で出口詐欺が発生。「King of Chess」と「Balloonsville」という2つの詐欺プロジェクトにより、投資家から約9,000万円(約66万ドル)が騙し取られた形だ。

これを受けて、マジックエデンはNFTをリリースするクリエイターに対し、より厳格な要件を求めるようになった。

クリエイターは、マジックエデンとパートナーシップ契約を結び、身元を明かす必要がある。また、NFTプロジェクトの運営経験や、ゲームなどを開発している場合はそのホワイトペーパーやロードマップを提供しなければいけない。

また、NFTプロジェクトを立ち上げる際は、少なくとも24時間、資金をエスクロー(第三者の管理下)に預けることが必要だ。NFTプロジェクトのチームは、この期間を自ら14日まで延長することもできる。

マジックエデンは、資金がエスクローにある時に発生した出口詐欺についてのみは、被害者に返金するとしている。一方で、出口詐欺を完全に排除することはできないため、購入するユーザーが自分でもリサーチを行うことを強く推奨している。

関連:ソラナの大手NFT市場「Magic Eden」とは|主要機能やMagic DAOの取り組みについて解説

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