はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨開発格付けDPレーティング|同率1位にETH、EOS、LISKなど7プロジェクト

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨トークンの開発活動を評価
調査格付け機関DPレーティング社が仮想通貨のトークン開発活動監査の最新レポートを発表した。200の開発チームの活動について4要素に基づいて分析、総合評価を行なっている。

仮想通貨トークンの開発活動を評価

上海に拠点を置く仮想通貨格付け会社であるDPレーティング社が、GitHubでのソフトウェア開発活動記録に基づいて、200の仮想通貨・ブロックチェーンプロジェクトの開発状況を分析し格付けした監査レポートの6月度版が先週公表されました。

DPレーティング社は2017年に設立され、仮想通貨投資判断の拠り所となるべく様々な種類のレポートを作成しており、同社創業者のDarpal Wang氏は「仮想通貨界のムーディーズを目指す」と語っています。

この度公表されたGitHub監査レポートは、ソフトウェア開発プロジェクトのためのソースコード共有・管理プラットフォームで、独占的な地位を占めるGitHub上で、200の各仮想通貨開発チームの活動について、4つの要素に基づいて分析し、そのポイントの合計により、総合評価を行っています。

総合評価5.0ポイントで同点1位となったのは、次の7つのプロジェクトです。

  • EOS
  • Loom Network
  • Cardano
  • Tron
  • Lisk
  • Particl
  • Ethereum

Bitcoin(ビットコイン)は、総合評価4.8で第8位、Statusが4.7で第9位となっています。

これ以外の順位に関しては、GitHub監査レポートの記事下画像にて確認出来ます。

監査の対象となった200のプロジェクトのうち、153位以下は、総合評価が0になるプロジェクトだけではなく、さらに悪いことに、プロジェクトのソースコードのレポジトリ(保管場所)自体を見つけることができないなどの理由により、評価チームがスコアを計算することさえできないようなプロジェクトも存在しました。

この範疇に入ったのは、ICOで1億フラン(112億円)を調達しながらも、現在スイスの金融市場監査局(FINMA)からの取り調べを受けているEnvionトークン(EVN)、「ブロックチェーン電話」メーカーのSURIN Labs (SRN)、ブロックチェーンに基づいた身元認証プラットフォームCivic (CVC)、そしてイーサリアムベースで、「公正な」オンラインカジノを作成するプラットフォーム、FunFair(FUN)などです。

また今月の監査により、BYTECOIN、ICON、WAXの3つのプロジェクトは、1ヶ月近くコードをアップロードしていないことが判明したとして、DPレーティング社は、投資リスクの注意を喚起するよう、投資家へ警告しています。

DPレーティング社のGitHub監査レポートの格付けの要素とその基準は、以下の通りです。

[1] ライブラリの人気度

プロジェクトに関する関心度の高さの測定。開発者コミュニティから、コードライブラリがどれほど注目されたかを、「監視中」「スター付き」「フォーク」としてマークされた平均回数を調べる。

「非常に高い」(500以上)、「高い」(100~500)、「中程度」(20~100)、「低い」(20未満)

[2] 貢献者の人数

コード/ドキュメントの追加や変更を提出して、プロジェクトに貢献した開発者の数。

「高い」(12以上)、「中程度」(6~12)、「低い」(6未満)

[3] リリースの頻度

ビットコインとイーサリアムのバージョンリリース頻度≒14.31日を基準として、新リリースにかかった平均日数をこの基準値で割ることにより、リリース頻度スコアを算出する。

「高い」(2未満)、「中程度」(2~4)、「低い」(4)

[4] コミットのタイプ

GitHubでコミット (commit)とは、ファイルの追加、変更をリポジトリ(保管場所)に保存することで、DRレーティング社の評価チームは、そのコミットの種類を六つのタイプに分類している。

  • A1:着実に、かつ継続的に新しい機能を開発
  • A2:新機能の開発後にバグの修正とテストを行っている
  • A3:当初の実行誓約に基づき、いくつかの新機能をリリースし、設定変更を行う
  • B:バグの修正とDevOps(開発・運用)のためのテスト
  • C:DevOps の設定変更
  • D:上記の範疇に該当しないもの

以上の各要素の中で、上位二つ(例=「高い」と「中程度」)がそれぞれそれぞれ1ポイントと0.5ポイントを獲得し、[4]では、A1とA2が1ポイント、A3が 0.5ポイントを獲得し、残りはポイント0として計算され、その合計が総合評価となっています。

CoinPostの関連記事

中国が第3回「ブロックチェーン格付け」を発表|EOSが連続1位、ビットコインは16位
ブロックチェーンプロジェクトを専門家が評価する中国のランキング最新版。EOSが2ヶ月連続で1位を獲得した他、Dapps検索エンジンのNebulasが3位、データ取引所のGXChainが初登場で4位にランクイン。
仮想通貨レーティングWeiss Ratings:ADA・NEO・EOSを賞賛|模倣コインに注意喚起
Weiss Ratingsは、今週初めの公式ウェブサイトの記事で、市場で最も注目されるいくつかのアルトコイン(特にADA・NEO・EOS)を好評価しました。一方で、ビットコインやZCashの模倣品に注意を促しています。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/08 月曜日
14:23
トランプ政権の国家安全保障戦略、仮想通貨に言及せず AI・量子技術を優先
トランプ政権が発表した最新の国家安全保障戦略で仮想通貨への言及がゼロ。AI・量子技術を重視する一方、「仮想通貨大統領」を公言してきた経緯との整合性をめぐり議論が起きている。
11:44
FOMC控え不安定な展開続くビットコイン、前週末は大口の協調売りか
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが一時9万ドル割れで3.4億ドル規模の大量清算発生。クジラによる協調売りの可能性が浮上し、週末の薄い板で2000ドルの乱高下が見られた。一方でマイナー降伏を示すハッシュリボン反転で底打ちサインも。FOMC利下げ観測と円キャリー巻き戻しが市場を揺さぶる。
11:30
ソラナDEX「ジュピター」の再担保に関する議論 「伝染リスクゼロ」主張を疑問視
仮想通貨ソラナ基盤のジュピターが「伝染リスクゼロ」と主張したことについて、競合Kaminoなどが再担保の実施を指摘し批判した。ソラナ財団プレジデントは両者に協力を呼びかけている。
09:11
フランスの大手銀行BPCE、仮想通貨4銘柄の取引サービス開始
フランスの大手銀行BPCEが約200万人の顧客向けに仮想通貨取引サービスを開始する。ビットコインなど4銘柄が銀行アプリで売買可能になる。
08:54
韓国、取引所に無過失損害賠償責任を導入へ アップビットのハッキング事件を受け
韓国金融当局が仮想通貨取引所に無過失損害賠償責任を導入へ。アップビットの445億ウォン不正アクセス事件を受け、2段階立法で規制強化。課徴金も売上高3%まで引き上げの方針。
12/07 日曜日
20:40
「ビットコインを価値の橋渡し役に」Bitcoin Japan CEO、繊維業からの大転換とAI戦略を語る
東証上場の堀田丸正から「ビットコインジャパン」へ大胆に転換したフィリップ・ロード(Phillip Lord)CEOが、CoinPost独占インタビューでビットコイン準備金戦略とAIインフラ投資の詳細を明かした。「日本の品質×米国の規模」で2030年までに500MW規模のデータセンター投資を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、イーサリアム「フサカ」実装完了やソラナスマホの独自通貨発行計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:00
週刊ニュース|JPモルガンによるストラテジーのBTC売却回避能力の評価に高い関心
今週は、FRBの量的引き締め終了、チャールズ・シュワブの仮想通貨取引開始、JPモルガンによるストラテジーのビットコイン売却回避能力の評価に関する記事が関心を集めた。
05:00
ハイリキが注目される理由│次のエアドロップ機会は?利用方法・リスクを解説
Hyperliquid(ハイパーリキッド:ハイリキ)のエアドロップ情報と特徴を解説。HYPEトークンの価格高騰要因、次回エアドロップの参加方法、流動性提供(HLP/Vaults)の仕組み、投資リスクまで詳しく紹介します。
12/06 土曜日
13:46
仮想通貨市場構造を定める「クラリティ法案」を遅滞させる3つの争点とは? 専門家見解
仮想通貨に詳しい弁護士が、ビットコインなどについて米国の規制を明確化する「クラリティ法案」の年内進捗は期待薄だと見解。3つの争点が議論のハードルだと指摘する、
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧