110カ国で対応
米大手オンライン決済サービス企業Stripe社は22日、フリーランス向けに米ドルステーブルコインUSDCによる送金に対応開始したことを発表した。国際送金におけるUSDCの利便性を110カ国で提供することが狙いだ。
Stripeは「Braintrust」という分散型タレントネットワークと提携し、異なる国に住むフリーランスがUSDCによる給料の支払いを可能にする。Braintrustを利用する企業には、フォーチュン500の会社も多く含まれており、ポルシェやNASAが一例だ。
Braintrustと提携し、企業がUSDCを使ってフリーランスに給与を払う利便性について「何百万人もの有能なフリーランサーは、現地の銀行口座を開設することが難しい国に住んでいることが現状だ。速度という仮想通貨支払いの利点を活用し彼らにリーチすることが可能になる」と述べた。
Stripeは今年の4月に同社の決済プラットフォーム「Stripe Connect」でUSDCに対応し始めた経緯がある。また、5月には決済企業OpenNodeと提携し、ビットコイン(BTC)での決済への対応を再開した。