Paxosと提携
決済大手マスターカードは銀行などの金融機関が仮想通貨取引サービスを顧客に提供することに協力すると報じられた。Paxosと提携して実現する形だ。
マスターカードがCNBCに話したところによると、同社はNY拠点の仮想通貨関連企業Paxosと提携し、銀行がPaxosの取引サービスを導入する仲介役になる。2023年の1Qにパイロットプログラムを実施する予定だという。
また、マスターカードは規制コンプライアンスとセキュリティのサービスも提供。マスターカードによると、仮想通貨への需要は未だあるが、伝統金融が提供するものを使いたい顧客が多いと説明した。
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伝統金融の参入といえば、米大手信託銀行のBNYメロンは先週、機関投資家に仮想通貨のカストディサービスを正式に開始したばかりだった。最初の対象となるのはファンドクライアントで、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の保管サービスが提供される。