テレビ東京が約3億円を出資
シンガポールを拠点にGameFiプラットフォームを運営するDigital Entertainment Asset Pte. Ltd. (以下DEA)は27日、株式会社テレビ東京との業務提携に合意したと発表。
今後、両社で次世代コンテンツビジネスを含めた新規事業を開拓すると共に、DEAはテレビ東京による220万米ドル(約3億円)の出資を受け、GameFi領域をさらに強化していく方針。
🎉DEA、テレビ東京(@TVTOKYO_PR)と業務提携で合意、 民放テレビ局との提携で、#NFT・ #GameFi を活用した コンテンツビジネスやコンサルティングを拡充!
— DEP(DEAPcoin)@PlayMining (@PlayMining_JP) October 27, 2022
テレビ東京との提携で、更に世界のGameFi領域をリード🔥
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提携の背景および詳細
現在テレビ東京では放送事業だけに頼らない収益構造の改革を進めており、今回の資本業務提携を通じメタバース、コンテンツ・IP開発、イベント、マーケティング等の様々な分野における競争力を高め、コンテンツビジネスへの積極的な投資をしていく戦略を掲げている。
テレビ東京はDEAに220万米ドル(約3億円)を出資し、テレビ東京の番組やコンテンツから派生するキャラクター等を用いたゲームや商品化ビジネスの拡大を目指す。またテレビ東京側は今後、DEAへの出向も検討しているという。
両社は今後の展開として、NFTを活用する新たな次世代コンテンツの開発や、Web3施策の共同コンサルティングなど通じて両社の事業シナジーを高め、サービスの更なる価値向上を目指す。
またテレビ東京は今月3日にも、小会社である株式会社テレビ東京メディアネットがNFTマーケットプレイス「fancity」の開設を発表していた。同マーケットプレイスではテレビアニメのNFTや人物・メカなどの設定が書かれた設定画を取り扱い、NFTの購入はクレジットカード決済に対応している。
関連:テレビ東京子会社、NFT電子市場「fancity」開設へ
DEAとの業務提携発表に際し、テレビ東京代表取締役社長の石川一郎氏は次のようにコメント。
テレビ東京は、報道、アニメ、ドラマ、バラエティ、スポーツなど様々なジャンルの番組・コンテンツを制作していますが、NFTなど「Web3」と呼ばれる最新のデジタル技術を学んで、より皆さんの役に立ち、楽しんでもらえるようにしていきたいと考えています。
DEA社との提携をその第一弾ととらえており、これを突破口に新分野に積極的に取り組んでいきます。
また、DEA設立者・共同CEOである山田耕三氏は、このようにコメントした。
私の社会人としての礎を築かせていただいたテレビ東京様と業務提携推進で合意できたことは本当に感慨深く思っております。石川社長、松本専務、大信田常務をはじめ関係者の方々には心より感謝申し上げます。2002年に入社し2017年に退職するまで15年間勤続し、番組プロデューサーや営業など様々な立場で業務を担当させていただきました。
これから、Web3についてのマス向けの正しい情報発信や各企業におけるWeb3施策の共同コンサルティング、Web3アプローチで世界に通用する新規コンテンツIPの開発などを考えております。
DEAとディープコインについて
DEAは10月現在で世界100カ国以上に250万人ユーザー数を持つGameFiプラットフォーム「PlayMining」や、P2Eゲーム「JobTribes」などを運営しており、独自発行する仮想通貨(暗号資産)「ディープコイン(DEP)」は日本で初めて流通するP2E(Play to Earn)トークン。
今年6月には、国内取引所ビットポイントがディープコイン(DEP)/円ペアの換金に対応したことで、ゲームで収益を得るP2E(Play to Earn:ゲームプレイでお金を稼ぐ)モデルが日本で初めて実装されている。
ディープコインは10月現在、国内では2ヶ所の暗号資産取引所に上場しており、11月1日からはフォビジャパンへ上場されることも発表されている。