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1,000台以上のソラナノードのホスティングを停止 大手クラウドサービス

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Hetznerの強制措置

ドイツのクラウドホスティング大手Hetzner社が、同社のホスティングサービスを利用している全ての暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)のノードへのネット接続を遮断した。

Hetznerはもともと21年5月に同社のサーバーを利用した仮想通貨マイニングの禁止について規約に明記していたが、依然としてバリデーターを含む仮想通貨関連ノードが利用を継続していた。本件のHetznerの強制措置の理由は不明だが、コスモス(ATOM)など他のネットワークにも飛び火するとの指摘もある。

今回、1,000台以上のソラナバリデーターが一時的にオフライン状態になった。RockawayXのデータによると、SOLステーキング総量の20%が未稼働状態となり、報酬を受け取れなくなるなどの影響を受けた。

なお、ソラナメインネット(β)自体はP2P方式の分散ネットワークであるため正常稼働を維持している。過去にはボット(bot)由来の大量トランザクションにより、数回に渡ってメインネットの大規模な送金詰まりが発生してきたが、本件は外部インフラプロバイダーの問題である。ステータスサイト 「https://status.solana.com/uptime」にはインシデントとして記録されるような事態ではなかった。

その後、オペレーターは別のプロバイダー(LatitudeやEquinixなど)へ移行しており、3日朝の時点で「ネットワーク不良ステーク」は10%を下回っている。

ソラナ財団は8月に「バリデーター・ヘルス・レポート」を公開しており、バリデーターネットワークが高度に分散され、拡大し続けているとして、ソラナ・ブロックチェーンの健全性を強調していた。

レポートによると、ソラナのメインネット(ベータ)は22年7月31日時点に1,900以上のバリデーターが存在。そのうち1,688(88.14%)が独立した事業者に運営されていた。22年11月3日時点にバリデーター総数は2,160に増加している。

バリデーターとは、ブロックチェーンに記録されるデータの妥当性を検証するノードのことで、対価として仮想通貨の報酬を得る。一般ユーザーも保有するSOLをバリデーターに委任(デリーゲート)できる。しかし、委任したバリデーターがオフラインになり未稼働状態になると、バリデーターとデリゲーターはともに報酬を受け取れなくなる。

各バリデーターは独立して稼働しつつ、ネットワークデータのコピーを共有・更新する。そのため、多くのバリデーターが地理的に分散していると、仮に大規模な障害が起きたとしても復旧して引き続き機能する「レジリエンシー」を高める利点がある。

関連:「バリデーター分散化が向上」ソラナ財団の8月報告

ブロックチェーンとホスティングサービス

22年8月には、ユーザーがReddit公式チャネルで「仮想通貨のブロックチェーンノードを実行することは、許可されていますか?」というスレッド(話題)を設置。Hetznerはこの回答で、イーサリアム(ETH)を含むあらゆる仮想通貨関連のノード運用を禁じていることを、改めて認めていた、

Ethernodes.orgの当時のデータによると、イーサリアムメインネット上の全ノードのうち約62%がホスティングサービスを利用しており、Hetznerはその内約17%を占めていた。その後、この数字は12%に減少。

一方、グーグルクラウドは10月28日、Web3(分散型ウェブ)ノードのホスティングサービス「ブロックチェーン・ノード・エンジンをリリース。同社はまず、イーサリアムのブロックチェーンをサポートする。

関連:グーグル、イーサリアムノードのホスティングサービスを開始

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