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ソシャゲ大手コロプラ、創業者をトップにしたブロックチェーンゲーム子会社「Brilliantcrypto」を設立 持続可能性のあるP2E開発目指す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ソシャゲメーカーの大御所が参戦

東証プライム上場企業の株式会社コロプラは9日、ブロックチェーンゲームの事業を行う100%子会社 株式会社Brilliantcryptoの設立を発表した。

発表内容によれば、新たに設立したBrilliantcryptoは、ブロックチェーンゲームのPlay to Earn(P2E)が抱えるさまざまな課題に真剣に向き合い、人々の目を惹き付けるような、ひときわ輝くゲームを作るために設立された。

設立の背景

コロプラは、「近年、世界的にゲームで遊びながらお金を稼ぐ”Play to Earn(P2E)”が注目を集め、海外ではすでに市場が活発化し、大きな成長が見込まれる市場として注目されている」と評した一方、現在リリースされているPlay to Earnには、持続可能性に課題があると指摘した。

世界的P2Eブロックチェーンゲームのアクシー・インフィニティ(AXS)に代表されるトークンエコノミクスは大きな成功を収めた一方、NFT(デジタルアイテム)のバブル化や仮想通貨トークン価格の乱高下が起きやすく、一度ゲーム内のエコシステムが崩壊してデス・スパイラルに入ると立て直しが困難となる事例を示しているものとみられる。

この点についてコロプラは、

ゲームをプレイすることが世の中に価値を生みだす「Proof of Gaming」という新しいコンセプトを考案
と強調。

持続可能なPlay to Earn(P2E)の実現を目指し、コロプラの創業者で代表取締役会長 チーフクリエイターである馬場功淳氏が自らBrilliantcryptoの代表取締役を務めると語り、ブロックチェーンゲームの開発・運営に取り組む本気度を伺わせた。

コロプラグループは、いわゆる元祖「位置ゲー」の大ヒットで2008年に法人化した。

国内ソシャゲ界隈でも屈指のゲーム開発・運営力にはユーザーからも高い定評があり、スマートフォンゲームでは「白猫プロジェクト」や「魔法使いと黒猫のウィズ」をはじめ、「ディズニーツムツムランド」など数千万DLを超える人気作を多数抱える。

位置情報ゲームのノウハウを活かし、19年9月にリリースした作品ではスクウェア・エニックスと共同開発した「ドラクエウォーク」が大ヒットした。現実世界の地形やランドマークと連動するタイプで、3周年を迎えた現在でも根強い人気を誇る。

ゲーム企業の参入相次ぐ

大手ソシャゲメーカーでは、モンスターストライクで有名な株式会社ミクシィが21年11月にWeb3大手でNFT(非代替性トークン)関連企業のDapper Labsと業務提携。同社の開発する「Flow」ブロックチェーンを活用した新規事業の企画・開発を担当することを発表した。

同年9月には、大手暗号資産(仮想通貨)取引所bitbankを運営するビットバンク株式会社との資本業務提携を発表。仮想通貨・ブロックチェーン、およびNFT領域への参入を示唆していた。

また、老舗ゲームメーカーでは、スクウェア・エニックスやセガ、バンダイナムコ研究所がゲーム特化ブロックチェーン「Oasys」の初期バリデータとして参画。スクエニは22年2月、ブロックチェーン・エンタテインメント事業部を新設し、中期事業戦略としてNFTやブロックチェーン領域のエンタメを推進する方針を発表している。

関連:ブロックチェーンゲームの稼ぎ方「Play to earn(P2E)編」|廃猫

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