買い戻しに合意
インターブロックチェーンのソリューションを開発するスタートアップLayerZeroラボは11日、投資家であるFTXから自社のエクイティ(株主資本)などの関連資産を買い取ったことを発表した。FTXの破綻危機を回避するための動きとみられる。
put simply
— raz (@ryanzarick) November 10, 2022
we did indeed buy all of the tokens (back)
better is better
– RAZ & Bryan https://t.co/anBSloYRLV
FTXはLayerZeroが今年の3月に発表したシリーズA+のリード投資家。LayerZeroは当時、FTXやa16z、ポリゴンなど様々なWeb3企業から約165億円を調達した。なお、投資家リストにはバイナンスラボ(昨年9月)なども入っている。
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今回の合意書で、LayerZeroはFTX、FTXベンチャーズ、アラメダからLayerZeroにおけるエクイティ・トークン受領認可書の全てを買い戻した。また、同社は現在約1.34億ドルの現金資産を保有しているが、そのうちの1,150万ドル分はFTX取引所で凍結されている状態だ。
なお、関連プロトコルStargateについては、アラメダが関わっているロックされたSTGトークンも全て買い取ったという。
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