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ステーブルコインで米国債に投資、Ondo Financeがイーサリアムでローンチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

トークン化された米国債

米国債などに投資する機関クラスのオンチェーンファンド「Ondo Finance」が10日、イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上でローンチした。

Ondo Financeで本人確認(KYC)と反社チェック(AML/CFT)などの条件をクリアした投資家は、USDCoin(USDC)やテザー(USDT)、ダイ(DAI)などのステーブルコインを使った債券投資から最大8%の利回りを得ることができる。

Ondoはリスクレベルの異なる債券に投資する3種類のファンドを通して、DeFi(分散型金融)市場で利回りの発生していないステーブルコインを集め、最終的に13兆円(1,000億ドル)のファンド規模に拡大させることを目指している。

最低利用額は約6.5億円(500万ドル)。ユーザーはOndoのKYC(顧客確認)を完了する必要があるが、DeFiプロトコルを運営するスタートアップやDAO(分散型自律組織)との提携も視野にあるという。Ondo Financeのネイサン・オールマンCEOは次のように述べている。

私たちの目標の1つは、投資家がステーブルコインと従来の資産の間を迅速かつ簡単に交換できるようにすること。米国の短期国債のような非常に流動的でリスクの低い商品に重きを置く。

Ondo Financeの3つの商品はそれぞれ米大手資産運用会社BlackRockとPimcoが提供する上場投資信託(ETF)に投資する。BlackRockとPimcoとの提携関係はないようだ。投資先や利回りの詳細は以下の通り。

  • 米短期国債ファンド(OUSG):ブラックロック米国国債ETF(SHV)へ投資、年換算利回り(APR)4.2%
  • 短期投資適格債ファンド(OSTB):PIMCO Enhanced Short Maturity Active ETF (MINT)へ投資、APR5.45%
  • ハイイールド社債ファンド(OHYG):iBoxx米ドル建てハイ・イールド社債ETF(HYG)、APR8%

全体として、ステーブルコインの保管と交換は、米暗号資産(仮想通貨)取引所Coinbaseの関連会社が管理する。ETFの売買は投資顧問Ondo Capital Managementの管理下でプライムブローカーClear Streetが担う。プロセスを通してOndo Financeが0.15%の手数料を得る。

関連:MakerDAO、2,300億円をコインベースカストディで運用へ

セキュリティトークンのDeFiユースケース

Ondo上のファンドへの出資により、ユーザーはファンドの所有権を表すセキュリティトークンを受け取る。トークン化債券の譲渡は適格投資家間でのみ行われ、譲渡されると所有権が変更される仕様だ。

プロジェクトは今後、Ondoのトークン化債券を外部のDeFiプロダクトと連携し、取引や融資などの用途を模索していく方針だが、他のスマートコントラクトはOndoによるコンプライアンス審査を通過して初めて利用可能になる。

Ondo Financeは、ゴールドマン・サックス出身者Nathan Allman氏とPinku Surana氏によって2021年に米国で設立された。同社は22年4月にPeter Thiel氏のFounders FundとPantera Capitalが主導するシリーズA投資ラウンドで約26億円を調達した。同年後半にはトークンセールで13億円を調達した。

セキュリティトークンとは

株式などの有価証券をブロックチェーン技術を利用してデジタル化したトークンである。

▶️仮想通貨用語集

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