はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

SushiSwapがSei Networkと提携、パーペチュアル取引を提供へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SushiSwapがパーペチュアル取引へ

分散型の暗号資産(仮想通貨)取引所SushiSwap(SUSHI)が、L1ブロックチェーンSei Networkでパーペチュアル取引をリリースする計画が27日に明らかになった。

Sei Networkはソフトウェア開発キット(SDK)Tendermintコアを使用して構築されており、マッチングエンジンがチェーンに内蔵されているなど、トレーディング向けにカスタムメイドされている。

Sushiswapのリード開発者のJared Grey氏は、米国で開催された会議Quantum Miamiで、Seiは「コンセンサスレイヤーにオーダーブックとマッチングエンジンを持つことにフォーカスしているため、パーペチュアル取引をリリースする場所としては非常に合理的だ」と語った。

パーペチュアル取引はイーサリアム(ETH)などのレバレッジ取引が可能なデリバティブ取引の一種。期限がなく、手数料を支払うことで半永久的にポジションを保持できる。

これまでパーペチュアル取引の大手市場であった中央集権型取引所FTXが22年11月に破綻。これにより、分散型デリバティブ市場に注目が集まり、DYDXやGMX、Cantoなどの利用量が増加している。

出典:DeFillama

DeFiLlamaによると、パーペチュアル取引はDeFi(分散型金融)でTVL(預入総額)が最も急成長しているセクターの一つ。

これまで現物取引をメインとしていたSushiswapにとっては、デリバティブ市場へ展開することで手数料収入の増加を図るねらい。

Sushiswapは年始に23年のロードマップを発表しており、複数DEXを集約するアグリゲーションサービスをリリースする計画を明かした。現状シェアがDEX(AMM)市場の2%程度、アグリゲーション市場の0%程度だとして、年内にそれぞれの市場シェアを10倍にする目標を掲げた。

関連:SushiSwap、新プロジェクトリーダーの信任投票が開始

Sei Networkとは

Sei Networkはゴールドマン・サックス出身のJeff Feng氏と、投資アプリ「ロビンフッド」の元ソフトウェアエンジニアJog氏によって設立された。21年にゲームストップ株が暴騰した際に、ロビンフッドで露呈された透明性の欠陥を埋めるために構築されたという。

オーダーブックの他、DEX市場でしばしば問題視されるフロントランを防ぐ機能や取引体験向上に寄与する高速ファイナリティ(devnetで600ミリ秒)も備える。

またコスモスベースであるためインターオペラビリティ(相互運用性)も備える。22年5月にローンチされたSeiテストネットは、コスモスの相互運用性規格(IBC)をサポートしており、既にコスモス上の数十種類のチェーンに接続している。

Sei Networkは22年8月に、6.5億円(500万ドル)の資金調達ラウンドを完了。主な投資家は、Multicoin Capital、Coinbase Ventures、Delphi Digitalなどがいる。23年1月には、シンガポールの仮想通貨取引所MEXCが、Sei Networkのエコシステムファンドに25億円(2,000万ドル)を出資した。

関連:SushiSwapがコスモス基盤Kavaと提携、18億円規模の開発者プログラムに参加

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/12 水曜日
13:45
「仮想通貨は正当なポートフォリオ分散手段」 機関投資家のアプローチに大きな変化=シグナム
スイスのデジタル資産銀行シグナムが発表した最新調査で、回答した世界の機関投資家の89%が仮想通貨をすでに保有し、仮想通貨を投機ではなくポートフォリオの有効な分散投資手段とみなしていることが明らかになった。
13:00
米上場ターボ・エナジー、ステラ・タウラスと提携 スペインで再エネ融資をトークン化
ナスダック上場のターボ・エナジーがタウラス、ステラと提携し、スペインでクリーンエネルギー融資のトークン化実証実験を開始。ブロックチェーン活用で744億ドル規模のEaaS市場参入を目指す。
12:45
JPモルガンとDBS、トークン化預金の相互運用で取り組み
JPモルガンとDBS銀行がトークン化預金の相互運用性フレームワーク開発に取り組んでいると発表した。KinexysとDBSトークンサービス間でリアルタイム決済の実現を目指す。
12:37
Bitcoin JapanのCEO、ビットコイン準備金基盤のAIインフラ投資計画など明かす 
エネルギー軸でビットコインとAIを融合 Bitcoin Japan株式会社(旧堀田丸正)は11日、臨時株主総会で商号変更を完了し、ビットコイン財務戦略の詳細を発表した。 関連:…
11:40
ソフトバンクG、エヌビディア株を9000億円で全売却、オープンAI投資へシフト
日本のソフトバンクグループが保有のエヌビディア株を全売却し、オープンAIへの最大400億ドル投資に充てる。ビジョンファンドは234億ドルの投資利益を計上し、純利益は前年比2倍以上となった。
11:15
XRP現物ETF、今週中に米国で上場見込みか 最終書類提出=専門家
カナリー・キャピタルがXRP現物ETFのナスダック上場に向けた8-Aフォームを提出した。専門家は明日か木曜日のローンチを示唆しており、米国で2つ目のXRP追跡ETFとなる見込みだ。
10:35
ビットコイン量子コンピュータ対策で議論白熱に、アドレス移行提案の是非めぐり
仮想通貨ビットコインの量子コンピュータ対策として、Taprootアドレスからの移行が提案され議論が起こった。量子耐性の獲得方法で専門家の見解が分かれている。
10:25
7年ぶりの米国ICO「モナド」、トークンセール開示文書を公開 評価額3800億円弱
モナド財団が11日、MONトークンのコインベース公開販売に関する開示文書を発表。FDV約3,750億円、最大75億トークンを販売。大口集中を防ぐ「ボトムアップ方式」を採用し、11月17日から販売開始。
10:10
ソラナ現物ETF、取引開始から10日間連続で資金が純流入
仮想通貨ソラナの現物ETFは10日時点で、取引開始から10日間連続で資金が純流入。この状況について、事前の予想を上回っているとの見方が上がった。
08:05
スタンダードチャータード、シンガポールでステーブルコイン決済カード「デカード」を支援
スタンダードチャータードがDCSカードセンターと提携し、ステーブルコインを実店舗で使用できるクレジットカード「デカード」の主要銀行パートナーとなった。
07:35
プライズピックス、ポリマーケットと提携 米国で予測市場参入
プライズピックスが世界最大の予測市場プラットフォームのポリマーケットと複数年提携を締結した。連邦規制下でスポーツやエンターテインメントに関する予測市場契約を提供し、米国での事業拡大を目指す。
07:02
メタプラネット、株主数が日本の人口の約0.2%相当まで増加
仮想通貨ビットコイン財務企業メタプラネットのサイモン・ゲロヴィッチ代表取締役社長は、同社の株主数が日本の人口の約0.2%相当にまで増加したと報告。過去数カ月で日本の株主数は66%増加したとも説明した。
06:30
TDコーウェン、ビットコイン年末価格を14万ドルと予想 ストラテジーのBTC追加購入数も試算
TDコーウェンがストラテジーの新規ユーロ建て優先株発行により6720ビットコインが追加されると予測した。ビットコインの年末ベースケース価格は14万1277ドルに据え置かれ、強気シナリオでは16万ドルを想定。
06:05
ブラジル中銀、仮想通貨と国際資本取引の新ルール導入
ブラジル中央銀行が仮想通貨取引および国際資本取引に関する包括的な規制を発表。サービス提供企業への許可制度や報告義務を設け、資本移動の透明化および安全性を強化する。
05:35
中国がアメリカによる20兆円ビットコイン窃取を主張、ルビアンハッキング事件で
中国国家計算機ウイルス緊急対応センターが、2020年のルビアンマイニングプールから127,272ビットコインが盗まれた事件について、米国政府による国家級ハッキング作戦だとする報告書を公表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧