CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム、テストネットでステーキングの出金処理に成功

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ステーキングの出金処理に成功

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)は8日、テストネット「Zhejiang(浙江省)」で、ステーキングされたイーサリアムの出金を処理した。

全額と一部の金額の出金を「epoch 1350」のタイミングで処理し、ファイナライズも実施。これは、イーサリアムが実施目標を来月に定めている次期アップグレード「Shanghai/Capella(以下、上海)」に向けたテストである。

ステーキングとは

所定の期間、一定量の仮想通貨を預け入れることで報酬が得られる仕組み。ブロックチェーンの運営に貢献することで、対価として報酬を得ることができる。

▶️仮想通貨用語集

関連:国内取引所のステーキングサービスを徹底比較|イーサリアムのステーキング手順も解説

上記ツイートは、イーサリアム財団のBarnabas Busa氏による投稿。出金に必要な処理や、実際の出金が無事に行われたことを報告している。

イーサリアムのブロックチェーンは現在ステーキングはできるが、ステーキングしたイーサリアムや報酬の引き出しはまだできない。この出金機能の実装が行われるのが上海で、現在イーサリアムの開発者はテストを継続している。

公式ウェブサイトによると、現在ステーキングされているイーサリアムの数量は1,640万ETH(約3.5兆円)超。出金機能の実装は、短期的には一定の売り圧力を引き起こすとの見方があるが、資金拘束がなくなり流動性が向上することはポジティブな側面もあり、中・長期的には新たなステーキング需要を喚起するとも期待されている。

関連3月予定の上海アップグレード、イーサリアム市場に与える影響は?

上海については今月、最短で3月中旬までに実施可能になるとの見方も上がった。

関連イーサリアム、上海アップグレードのテスト実装を計3回予定

今後の計画

イーサリアム財団は7日、イーサリアムのクライアントチームのメンバーがオーストリアに集まり、1週間のワークショップを開催したことを報告。このようなワークショップは、前回のアップグレード「The Merge」の前にも行われていた。

報告の中で、上述した出金機能も含め、開発者たちは過去数ヶ月に渡って、多くの新機能の開発を前進させてきたと説明。現在はステーキング出金機能に注目が集まっているが、開発者は並行して、その後のアップグレードの準備も実施している。今回のワークショップでは、上海後のアップグレードも取り上げた。

関連イーサリアム、L2手数料を最大100倍削減する「EIP-4844」を実装へ

イーサリアムのプロトコルサポートを行うTim Beiko氏によれば、今後は2月中旬にSepoliaテストネットで上海の実施を予定。2月下旬から3月上旬にかけては、Goerliテストネットでも実装を行う計画だ。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/28 日曜日
11:30
ビットコイン相場は中期的には下降チャネル内での揉み合い続くか|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン半減期を終え1000万円周辺で推移する相場をbitbankのアナリスト長谷川氏が分析。ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BTCの半減期完了に高い関心
今週は仮想通貨ビットコインが半減期を迎えたこと、QCP Capitalによる半減期後の相場分析、イーサリアムの証券性などを巡りConsensysが米SECを提訴したことに関する記事が最も関心を集めた。
04/27 土曜日
21:00
OKCoinJapan 5月にオプティミズム(OP)取扱い開始へ
OKCoinJapanが暗号資産(仮想通貨)オプティミズム(OP)の取扱いを開始へ。イーサリアムのレイヤー2ソリューションとして、その技術はCoinbaseが支援するBaseやバイナンスのopBNBの基盤に使用されている。OPのユースケースや今後の展望も言及。
17:20
機関投資家のDeFiリスク管理を強化、Fireblocksの新セキュリティ機能
FireblocksがDeFi製品にdApp ProtectionとTransaction Simulationを追加。リアルタイム脅威検知と安全なトランザクション実現で、機関投資家のオンチェーン活動をサポート。
13:00
BAYCで知られるYuga Labs、事業再編でチームメンバー削減 
Yuga Labsは、事業再編の一環としてチームメンバーの一部を削減した。「より小規模で機敏でクリプト・ネイティブなチーム」にする意向だ。
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
ビットコインRunesデビュー1週間、200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安で1ドル158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア