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米マイクロソフト、ブロックチェーンインフラ企業「Ankr」と提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロックチェーンノードサービスを提供

ブロックチェーンのインフラ提供企業「Ankr(ANKR)」は21日、米IT大手マイクロソフトとパートナーシップを締結したことを発表した。

ノードとは

ブロックチェーンのネットワークに参加するコンピューター機器のこと。ブロックチェーン上のノードには、取引の承認を行うマイニング主体のノード、ウォレット機能を主体とするノードなど複数の種類がある。パソコンだけでなくスマートフォンなどの機器も含む。

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両社が協業して提供するのは、企業や組織向けのノードサービス。パートナーシップの目的は、このノードサービスをマイクロソフトの「Azure Marketplace」で提供できるようにすることである。

今回のノードサービス提供のため、これからAnkrのブロックチェーン技術とマイクロソフトのクラウドソリューションを活用。企業向けのノードサービスを提供することで、遅延が少ない状態でグローバルにブロックチェーンにアクセスできるようにして、Web3のプロジェクトや開発者がプロダクト開発に集中できるようにしていく。

両社が提供するノードサービスを利用すると、顧客は主に以下のような内容が可能になる。

  • ユースケースに合わせた仕様で、企業レベルのノードをローンチできる
  • いつでもどこでも容易にノードのパフォーマンスを確認。38超のブロックチェーンで利用状況データにアクセスできる
  • 様々なブロックチェーンでサーバーレスに、データのクエリ(処理要求)を最適化できる

マイクロソフトのAI&先端技術部門でジェネラルマネージャーを務めるRashmi Misra氏は、今回の発表に以下のようにコメントを寄せた。

開発者や組織の多くが、Web3技術がどのように現実世界における事業の課題を解決してくれるのかを探っている。

これからAnkrと協力して、dApps(分散型アプリ)でも確立された事業であっても、開発者にWeb3のインフラを提供していきたい。

また、Ankrの共同創設者でCEOのChandler Song氏のコメントは以下。

当社にとって今回の提携は、最高到達点の1つ。マイクロソフトとの提携は、分散型Webが、システムのあらゆるレイヤーの重要プレイヤーとの協業において、どのくらい発展したかを示す重要な指標となる。

今回の発表を受け、ANKRトークンの価格が急騰。CoinGeckoのデータによると、本記事執筆時点で24時間比31%超上昇している。

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Ankrとは

Ankrは、「未来のオープンなインターネットの構築」を目指している企業。具体的には、誰でもWeb3の世界へアクセスできるように取り組んでいる。

マイニングやステーキングに限らず、ブロックチェーンのユースケースには、必ずノードにアクセスすることが必要。Ankrは、様々なブロックチェーンのノードに効率的にアクセスできるようなサービスを提供している。

関連:国内取引所のステーキングサービスを徹底比較|イーサリアムのステーキング手順も解説

プロダクトとしては、ゲームのソフトウェア開発キット(SDK)やステーキングのインフラ、開発者やdAppsを様々なブロックチェーンのデータに接続できるようにする「RPC(Remote Procedure Calls)サービス」などを開発している。

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