CoinPostで今最も読まれています

アリババクラウド、渋谷にゲーム開発者向け「ブロックチェーン・ラボ」新設へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

インキュベーション・ハブとして

アリババグループ傘下のアリババクラウド(Alibaba Cloud)は22日、Web3時代に向け日本のゲーム開発者支援のため、東京都渋谷にブロックチェーン・ラボを立ち上げると発表した。ゲーム・VRコンテンツ開発会社のSkeleton Crew Studioと提携し、4月に開設する予定だ。

このラボは、Web3時代のインキュベーション・ハブとして、ゲーム開発者が集い、最新のブロックチェーン技術のスキルを高め合う場となることを目的としている。

開発者には、定期的なセミナーやワークショップ、交流イベントを通じて最新のWeb3技術のトレンドや知識を学ぶ機会が提供される。また、アリババクラウドと提携している企業のエコシステムに直接アクセスすることも可能で、それぞれのエコシステム上のテスト環境で実証実験を行う機会もあるという。

当面の間、ラボの利用は、ハッカソン参加者とアリババクラウドと協業プロジェクトに取り組んでいる一部の企業が対象となる。

アリババクラウドが今年開催する主要なWeb3イベントは、以下の通り。

  • Web3に特化したゲームハッカソン「asobiHack_Tokyo」
  • HAPathon 2023:技術及び金融インフラ、革新的なWeb3アプリの3部門のハッカソン。シンガポール、バンコク、東京、香港の4都市で開催

「asobiHack_Tokyo」は5月までエントリーを受付中。賞金総額350万円で、優勝チームは200万円の賞金とともに、アリババクラウドと共同マーケティングのチャンスが与えられる。

関連:Alibaba Cloud Japan主催、Web3ゲームハッカソン「asobiHack_Tokyo」とは

HAPathon 2023の東京での開催は、4月2日。各部門の優勝者は、シンガポール、バンコク、香港の優勝者と共に、「2023香港Web3フェスティバル」でプロジェクトを発表することになるという。

関連:Web3ハッカソンイベント「HAPathon Tokyo 2023」4 月2日(日)開催のお知らせ

ブロックチェーン・ノード・サービスの提供開始

アリババクラウドはまた、今年後半に日本でブロックチェーン・ノード・サービスを開始する予定で、現在、招待制で一部のユーザーを対象に試験的に運営している。

アリババクラウドのノード・ホスティング・サービスは、ノードを監視し、障害が発生した場合には、自動的に切り替える機能を備えている。また。セキュリティ面では、ノードはクラウド・ファイアウォールで防御されており、認証されたユーザーと機器のみがクライアント・エンドポイントとの通信を許可される。

2022年12月には、アバランチ(AVAX)ブロックチェーンを対象に、初めてパブリックブロックチェーンのノード運用及び開発者むけのインフラ提供を発表した。

ノードとは

ビットコインやイーサリアムのような分散型ネットワークを動かすコンピュータのこと。複数の機器がブロックや取引データを検証するソフトウェアを実行したり、データや状態を分散保有することで、ネットワークの継続的な稼働(一貫性)が維持される

▶️仮想通貨用語集

関連:アリババクラウド、アバランチ(AVAX)開発インフラをサポート

アリババクラウドについて

アリババクラウドは、多数のブロックチェーン関連事業を展開するアリババグループ傘下のクラウドサービス企業。Gartnerによると、IaaS(サーバーやネットワーク等のITインフラの提供サービス)事業者としてはアジアで最大、世界3位の規模を誇る。

同社は日本でも積極的に事業を展開しており、国内に3つのデータセンターを構えて日本企業に対する支援も行っている。日立、資生堂、ニトリなど多数の大手企業をサービス提供先として抱えており、クラウドサービス事業者として高い信頼を得ていることが伺える。

また、同社は今月、2023年にアジア企業の過半数がクラウド投資を拡大すると予想するレポート「アジアにおける次世代クラウド戦略」を発表。積極的にWeb3領域におけるソリューションの開発・提供に取り組んでいる。

関連:アリババクラウドの「Web3ソリューション」とは 包括的なサービスで開発者支援

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/28 日曜日
11:30
ビットコイン相場は中期的には下降チャネル内での揉み合い続くか|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン半減期を終え1000万円周辺で推移する相場をbitbankのアナリスト長谷川氏が分析。ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BTCの半減期完了に高い関心
今週は仮想通貨ビットコインが半減期を迎えたこと、QCP Capitalによる半減期後の相場分析、イーサリアムの証券性などを巡りConsensysが米SECを提訴したことに関する記事が最も関心を集めた。
04/27 土曜日
21:00
OKCoinJapan 5月にオプティミズム(OP)取扱い開始へ
OKCoinJapanが暗号資産(仮想通貨)オプティミズム(OP)の取扱いを開始へ。イーサリアムのレイヤー2ソリューションとして、その技術はCoinbaseが支援するBaseやバイナンスのopBNBの基盤に使用されている。OPのユースケースや今後の展望も言及。
17:20
機関投資家のDeFiリスク管理を強化、Fireblocksの新セキュリティ機能
FireblocksがDeFi製品にdApp ProtectionとTransaction Simulationを追加。リアルタイム脅威検知と安全なトランザクション実現で、機関投資家のオンチェーン活動をサポート。
13:00
BAYCで知られるYuga Labs、事業再編でチームメンバー削減 
Yuga Labsは、事業再編の一環としてチームメンバーの一部を削減した。「より小規模で機敏でクリプト・ネイティブなチーム」にする意向だ。
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
ビットコインRunesデビュー1週間、200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安で1ドル158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア