CoinPostで今最も読まれています

仕組み債発行のDeFi「Cega」、累計調達額13 億円を達成

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Cegaが約7億円を追加調達

仕組債のスマートコントラクト化に取り組むCega Genesis Corporationは28日、約7億円(500万ドルの追加調達が完了したことを発表した。

暗号資産(仮想通貨)投資企業Dragonfly Capital Parntersがリードインベスターを務め、引受先としてPantera CapitalやRobot Venturesが出資。追加拡張投資により、Cegaのシードラウンドでの累計調達額は約13億円(930万ドル) となっている。

Cegaは債券とオプションを組み合わせた仕組債をブロックチェーン上に作成した世界初のプロトコル。様々なオプション条件を付与した仕組債であるCegaのステーキング製品は、投資家にとって優れた利回り、ダウンサイドプロテクション機能、複合的なリターンを提供する。

Cegaの豊崎亜里紗 共同設立者兼CEOが海外仮想通貨メディアThe Blockに語った内容によると、Cegaで人気のある戦略は「以後27日間で、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)が50%以上下落しないことに賭ける」もの。「実現すれば、90%の確率で12%の利回りを得ることができる」という。

仕組債とは

一般的な債券にオプションやスワップなどのデリバティブ(金融派生商品)を組み込んだ債券。一般的な債券とは異なり、元本や利金の支払について、参照対象とする株価、為替、その他各種指数などの金融指標の変化による条件が付されることによって、条件の付いていない債券よりも高い利回りが期待できる。

▶️仮想通貨用語集

Cega Genesis Corporationは、CoinPostが主催するWeb3カンファレンス「WebX」に登壇予定だ。

関連:Web3カンファレンス「WebX」 プロモーションムービー公開

イーサリアムへ展開

Cegaは分散型金融 (DeFi)において仕組債市場をリードしてきた。22年6月のソラナ(SOL)上でのローンチ以降、オプションを利用した仕組債におけるTVL(ロックアップされた資産価値)は一時約65億円(5,000万ドル)に上った。

しかし、2022年11月に発生したFTX危機により、投資家がソラナから資金を引き上げた影響で、CegaのTVLは執筆時点に約8億円(630万ドル)となっている。

今回の資金調達によりCegaは、来週にもイーサリアム(ETH)への展開を開始し、レバレッジド・オプションを含む新たな製品ラインナップの拡大を加速する。

また、「Tras Mobian」と呼ばれるトレーディングチームを新設してマーケットメイキングを導入予定。将来的に他のCeFi(中央集権型取引所)とDeFiプラットフォーム向けの製品開発を模索する。

豊崎氏によると、今回の追加拡張投資でVCとの投資契約に「SAFE + TLS(新株予約権+将来トークンを受け取るオプション)」が採用された。評価額は未公開とされたが、22年3月のシードラウンド時の評価額(約78億円:6,000万ドル)を上回るという。独自トークンの発行が示唆されているが、具体的な時期については明言されていない。

関連:CFTCのバイナンス提訴で仮想通貨売り優勢、リップル裁判の思惑めぐりXRPは逆行高

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
13:02
ビットコイン1000万円台割り込む、高騰していたアルト急反落にも警戒感
暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコインが続落。日本円建て価格で1000万円台を割り込んだ。イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)などアルトコイン相場の方が下げが顕著で警戒感が強まりつつある。
11:35
CZ氏、世界の子どもに向けた「Giggleアカデミー」を立ち上げ
仮想通貨取引所バイナンスのCZ前CEOは、世界の子どもに基礎教育を無料で提供するプログラム「Giggle Academy」を立ち上げると発表した。
11:00
アバランチ財団、ミームコイン5種の保有を発表 
アバランチ財団が暗号資産(仮想通貨)AVAXのエコシステム支援のため、Coq InuやTechなど5種類のミームコイン保有を公表。コミュニティ活性化の一環として選ばれた。
10:20
今後ビットコイン現物ETFにさらなる資金流入可能性 CoinShares分析
仮想通貨投資企業CoinSharesのアナリストは、ビットコインには今後数か月の間に需要急増が起こる可能性があるとの見解を述べた。
08:20
ミームコイン熱狂でソラナのGoogle検索数急増、2018年ICOブームに類似との懸念も
次にヒットするミームコインを探すトレーダーや投資家は「BOME」プレセール型ローンチをはじめ、さまざまなプレセール型ミームコインに資金を流入させ、その多くが「出口詐欺」であることが確認されている。
07:15
SCB銀、イーサリアム現物ETF承認の今後の影響を分析
仮想通貨イーサリアムの現物ETF承認なら最初の1年で6兆円超の資金が流入する可能性があると、英大手銀行のスタンダードチャータード銀行が分析。今後のイーサリアムやビットコインの価格予想もしている。
06:20
OKX、欧州でUSDT通貨ペアを廃止 MiCA法準拠で
USDTはOKXやバイナンス、Bybitなど集権型取引所の出来高の根幹となっているためUSDTペアの廃止は取引所の収益に打撃を与えることになる。
05:50
AI・DePIN関連銘柄「Akash」、コインベースに新規上場
半導体大手エヌビディアが今週「NVIDIA GTC AI 2024」を開催することから、思惑買いで先週末にAKTやRender、ワールドコインなどのAI仮想通貨銘柄は一時的に値上がりしたが、その後反落。
03/18 月曜日
19:46
プライバシー保護と相互運用性に特化した「Partisia Blockchain」の魅力とは 専門家が動画解説|WebX STUDIO
企業や自治体からも注目される、秘匿マルチパーティ計算(MPC)を用いてプライバシー保護と相互運用性に特化したPartisia Blockchainとは。コミュニティサポーター「ぐぬぐぬたい」氏がCoinPost YouTube番組「WebX STUDIO」に出演し動画解説を行なった。
15:25
「Web3の未来をリードするのはアジアの国々」Parity Asia製品工学トップが見解示す
ブロックチェーンインフラ企業Parity Technologies Asiaは、日本で昨年開催されたWebX2023実績などを踏まえ、アジア太平洋地域の国々がWeb3の未来を形作る上で主導権を握るとの考えを明らかにした。
12:47
米検察、FTXのサム前CEOに懲役40年以上を求刑
米検察当局は、22年11月に破綻した仮想通貨取引所FTXの前サム・バンクマン=フリードCEOに懲役40年から50年の判決をくだすよう裁判所に要請した。弁護側は緩和を求めている。
12:35
イーサリアム現物ETFが5月までに承認される確率は? 海外アナリスト6名が見解述べる
米各社のアナリストら6名は、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム現物ETFが今年5月までに承認される見通しについて議論し見解を述べた。承認の上でのハードルなどについても意見している。
12:31
ビットコイン一時65000ドル割れも反発、ソラナは時価総額4位に浮上
暗号資産(仮想通貨)市場では週末にかけて急落していたビットコインが反発。前週比30%高のソラナ(SOL)はBNBを超え、時価総額4位に浮上した。
03/17 日曜日
11:00
週刊仮想通貨ニュース|ETHのDencunやBTCの7万ドル割れに高い関心
今週は仮想通貨イーサリアムの大型アップグレードDencunの完了、ビットコイン価格の急反落、米金融大手JPモルガンのビットコイン現物ETF分析に関する記事が最も関心を集めた。
03/16 土曜日
12:00
バイナンスのVC部門バイナンスラボ、グループから独立
大手仮想通貨取引所バイナンスのVC部門バイナンスラボが、今年初めにバイナンスグループから独立していたことが分かった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/03/22 18:30 ~ 21:00
東京 東京都江東区
2024/03/28 15:00 ~ 18:00
東京 東京日本橋タワーB2階
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
重要指標
一覧
新着指標
一覧