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ソラナのアプリをコスモスに展開、新ソリューションがパブリックテストネットにリリース

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ソラナのロールアップ

L1ブロックチェーンプロジェクト「Injective」は30日、ロールアップソリューション「Cascade」をパブリックテストネットにリリースしたことを発表した。

Cascadeは、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の仮想マシン(SVM:Sealevel Virtual Machine)のロールアップソリューション。コスモス(ATOM)の通信規格である「IBC(Inter-Blockchain Communication protocol)」向けに開発されている。開発者はCascade上にソラナのアプリを構築することで、コスモスのエコシステムとシームレスに接続できるようになるという。

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今回の開発には、ロールアッププロバイダーのEclipseが協力。Injectiveのテストネット上にローンチされたCascadeは、近くメインネットへの移行を計画している。

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ソラナの開発者にとってのメリットは、新しいプログラミング言語やツールの使い方を学ぶことなく、Cascadeを介してコスモスのエコシステムにアプリを展開できること。一方でコスモスのユーザーにとっては、ソラナのアプリを利用できる手段が増えることになる。

今回の発表でEclipse Laboratoriesの創設者Neel Somani氏は、以下のようにコメントした。

我々はこれまで、拡張性や相互運用性に対するInjectiveの取り組みに感銘を受けてきた。

これからSVMの環境が開発を促し、Injectiveと共にコスモスのエコシステムにプロダクトをもたらすことができることを楽しみにしている。

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また、Injective Labsの創設者Eric Chen氏のコメントは以下。

我々は、Web3の金融のために非常に活発なエコシステムを構築し続けている。

Cascadeはソラナのアプリ開発者をサポートするだけでなく、ユーザーにより多くのWeb3体験を提供することにもなるだろう。

コスモスとは

「Internet of Blockchains(ブロックチェーンのインターネット)」の構築を目指すプロジェクト。ブロックチェーンを相互運用できるため、Cascadeのローンチでソラナアプリのマルチチェーン化が加速することが期待される。

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今後の計画

Cascadeのローンチは、いくつかの段階に分けて進められていく。今回の発表によると、テストネットのベータ版では、ネットワーク上のSVMのシークエンサーはEclipseが運用することになるという。

シークエンサーは、ソラナのウォレットからトランザクションを受け取ったり、ブロックを生成したりする役割を担当。最終的な目標は、シークエンサーの運用をInjectiveで自由参加型にすることだと説明している。

また、将来的にはデータアベイラビリティ(可用性)レイヤーにCelestiaを導入する予定だとした。

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