4/7(金)朝の相場動向(前日比)
- NYダウ:33,485ドル +0.007%
- ナスダック:12,087ドル +0.7%
- 日経平均:27,507円 -1.1%
- 米ドル/円:131.7 +0.004%
- 米ドル指数:101.8 +0.05%
- 米国債10年:年利回り3.3 +0.4%
- 金先物:2,023ドル -0.5%
- ビットコイン:28,026ドル -0.6%
- イーサリアム:1,870ドル -2%
伝統金融
暗号資産
本日のナスダックはIT・ハイテク株の買い戻しが入りプラス圏に浮上した。NYダウは小幅な動きにとどまった。明日はグッドフライデーで米国の株式市場は休場となる。
昨夜発表の米新規失業保険申請件数(4月1日終了)は予想の20万件を超えて22万8000件を記録した。前週の24万6000件より1万8000件減少した。一方、失業保険の継続受給者数(3月25日終了週)についても予想の170万人を上回り、182万3000人となった。景気失速への警戒感から相場は一時マイナス圏に転落したが、限定的な下げ材料から買い戻された格好だ。
政府が季節変動を調整するために過去のデータを変更したため、申請件数の変化が労働市場の状況をどれほど正確に反映しているかは不明だとされている。とはいえ、ADP民間雇用統計や3月の非製造業総合景況指数など、今週発表の経済指標は弱い内容が相次いでおり、FRBの利上げ期待は大幅に後退してきているようだ。
来週はインフレに関する重要な指針となる米3月消費者物価指数(CPI)が発表される予定だ。また、米企業の1-3月期の決算シーズンも来週から始まる。
経済指標(日本時間)
- 4月12日21時30分(水):米3月消費者物価指数(CPI)
- 4月13日3時00分(木):米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
- 4月14日21時30分(金):米3月小売売上高
- 4月14日23時00分(金):4月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
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個別銘柄 GoogleのAI動きなど
米IT・テック株個別銘柄の前日比:NVIDIA+0.5%、c3.ai+8.3%、ビッグベア.ai+14%、ブルフロッグAI+19.8、テスラ-0.2%、マイクロソフト+2.5%、アルファベット+3.7%、アマゾン+0.9%、アップル+0.5%、メタ+2.1、コインベース+1%。
グーグル
アルファベットのピチャイCEOは昨日、人工知能(AI)による対話機能をグーグル検索エンジンに追加する計画を発表した。米マイクロソフトはすでに検索エンジン「Bing」にChatGPTを搭載しているが、ピチャイ氏はWSJの取材で、マイクロソフトが関わっているOpenAIによる脅威を否定した。
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グーグルは3月に独自のAIチャットボット「Bard(バード)」を発表したが、回答に問題があったことが発覚したため現在はそれの改良を進めているところだ。また、Bardの一般利用についてピチャイ氏はコメントを控えたという。
グーグルは、4日発表の論文で自社の人工知能の訓練に使っているスーパーコンピューターの詳細を明かし、NVIDIA製半導体を搭載したスーパーコンピューターよりも高速で消費電力が少ないと主張している。
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仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)
- コインベース|61.4ドル(+1%/-9.1%)
- マイクロストラテジー|290ドル(-0.25%/-0.8%)
- ロビンフッド・マーケッツ|10ドル(+2.6%/+3%)
ロビンフッド・マーケッツについては、1,020万ドルの罰金支払いに応じることがわかった。この件は2020年 3月の同プラットフォームのシステム障害に対する7つの州証券取引当局の調査をめぐるものだ。北米証券監督官協会はプレスリリースで、「ロビンフッドは繰り返し顧客へのサービスを怠ったが、今回の和解はロビンフッドが顧客ケアの義務を真剣に受け止めてこれらの欠陥を是正しなければならないことを明確にするものだ」と述べている。