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Merit Circle DAO、アバランチでゲーム専用チェーン「Beam」発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Merit CircleのBeamチェーン

ゲーム業界に特化した分散型自律組織であるMerit Circle DAOは19日、アバランチ(AVAX)のサブネットを利用して、ゲームに特化した独自ブロックチェーン「Beam」の構築を発表した。

Beamは、ゲーム開発者が簡単にオンチェーンでゲームを展開できるようにすることを目指している。低い手数料で迅速な決済を提供するだけでなく、Merit Circle DAO(MC)のエコシステムと連携してMCの価値拡大にも寄与するとした。

Beamがアバランチ(AVAX)のサブネットで立ち上げられるため、既存のインフラストラクチャツールやAvalancheウォレット、アナリティクス、ブリッジ、SDK、APIなどを利用できる。Merit Circle DAOは、アバランチの主要な開発企業Ava Labsと提携することで、構築やビジネス開発、マーケティングの支援を得られるとしている。

Merit Circle DAOのガバナンストークン(MC)は、Beam上のガス代(取引手数料)の支払いやバリデータ報酬に使用される。そのため、Beamのリリースにより、MCエコシステム全体が繁栄することが期待される。

Beamはまた、取引量に応じたバーンメカニズムを採用するため、MCトークンの供給量削減と価値向上に寄与する可能性があるという。

Merit Circleは、Beamが60以上の提携ゲーム、数十人の貢献者、開発者、ツール、投資家の強力なネットワークを誇っていると主張。構築中のプロジェクトとして、バイクレースTrial Xtreme、オープンワールドWalker World、Sci-FiアクションHash Rushなどのタイトルを挙げた。

関連:DAO間の投資契約解消、Yield Guild GamesとMerit Circleが共同声明

サブネットとは

サブネットとは、アバランチで構築された独自のネットワークであり、アバランチのバリデータによって担保された「ブロックチェーン・アズ・ア・サービス(BaaS)」。

サブネットでは、独自トークンや手数料などの料金体系等を自由に設定できるため、ブロックチェーンゲーム「DeFi Kingdoms」や「StepApp」などが独自トークンをトランザクション手数料(ガス代)の支払い、バリデータ報酬に使用するプロジェクト独自のサブネットを構築してきた。

Merrit Circleは、「DeFi KingdomsをサポートするDFKサブネットで、過去数か月間、毎日150万件のトランザクションがあり、ユーザーの手数料はごくわずかだった」と指摘。サブブネットを選択した理由として、トークンエコノミーに関する独自のルールを定義できる柔軟性を挙げた。

Merit Circleは、自分たちのニーズに合わせてカスタマイズされたソリューションを提供できると述べ、DAO参加者やコントリビューターなど、Merit Circleのエコシステム全体に対して価値を生み出すことができるとしている。

Beamの具体的なリリース時期については言及されていないが、今後数ヶ月間で多くの情報が明らかになる予定であることが示されている。

関連:メッサリ社アバランチ分析「サブネット・バリデーターのAVAX需要に期待」

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