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デフォルト懸念後退 米国株反発、c3.aiは決算受けて大幅安|2日金融短観

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6/2(金)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:33,061ドル +0.4%
  • ナスダック:13,100ドル +1.2%
  • 日経平均:31,148円 +0.8%
  • 米ドル/円:138.8 +0.03%
  • 米ドル指数:103.5 -0.7%
  • 米国債10年:年利回り3.6 -1%
  • 金先物:1,995ドル +0.6%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:26,925ドル -0.6%
  • イーサリアム:1,870ドル +0.3%

本日のNYダウ・ナスダック

本日のNYダウは+153.3ドルと反発。ナスダックも+165.7高で取引を終えた。米下院が前日に債務上限法案を可決したことによって米国のデフォルトリスクは大きく後退している。

米債務問題の進捗

米下院は日本時間6月1日午前の本会議で、先日バイデン米大統領とマッカーシー下院議長の合意による「財政責任法案」を賛成314、反対117の賛成多数で可決。上院に送られた法案は上院での可決がほぼ確実視されており、米時間本日にも採決されるとみられる。

バイデン大統領は法案の下院通過を受けて「国民と経済にとって朗報だ」とする声明を発表した。法案では、2025年1月1日まで債務上限の適用を停止するとともに、今後2年間の連邦政府歳出に上限を設けるとしている。

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米5月ADP雇用統計など

今回の法案通過およびデフォルト回避に関しては以前からある程度織り込まれていたとの見解が多く、市場の関心は6月FOMC(15日)にシフトしている模様。前日のFOMC委員の発言を受けて6月の会合では利上げが見送られるのではとの観測が再び高まった。

米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は31日に現時点で利上げの見送りを支持していると述べた。ただし、6月2日に発表される雇用統計のデータ次第で考えが変わる可能性もあると指摘した。現在の政策金利は5.00-5.25%となっている。

昨夜発表の米5月ADP雇用統計では、27万8,000人増(民間雇用者数)で予想の17万人増を大幅に超えた。一方、賃金の伸びは減速し転職した労働者の年間報酬は2021年10月以来の低い伸びにとどまった格好だ。

ADP統計は景気を下支えする労働市場が依然力強いことを示した。また、前日に発表された4月の米求人件数も予想外に増加し3カ月ぶりに高水準となった。

経済指標

  • 6月2日21時30分(金):5月失業率・5月平均時給
  • 6月13日21時30分(火):5月消費者物価指数(CPI)
  • 6月14日21時30分(水):5月卸売物価指数(PPI)
  • 6月15日3時00分(木):米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表

米国株

本日のIT・テック株は利上げ休止観測で買われた。一方、c3.aiの大幅安が目立つ。ハイテク分野については特に最近話題になっている人工知能(AI)において高値への警戒感もみられているようだ。個別銘柄の前日比:NVIDIA+5.1%、c3.ai-13.2%、AMD+1%、テスラ-1.7%、マイクロソフト+1.2%、アルファベット+0.6%、アマゾン+1.8%、アップル+1.6%、メタ+2.9%。

c3.ai決算

人工知能のアプリケーションを提供するc3.aiの株価は売上高見通しが予想下回ったことを受けて急落。

引け後に発表された2-4月期決算(第4四半期)では2023年5~7月期と24年4月期通期の売上高見通しが市場予想を下回ったことが嫌気された。

また、2-4月期における売上高は7,241万ドルと前年同期比で微増にとどまった。主力のサブスクリプションサービスにかかるコストが膨らみ最終損益は6,495万ドルの赤字となったが、予想よりは低かった。

同社株は「AIブーム」の特需を受けて今年の株価が3倍以上上昇した。

出典:Tradingview

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