はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス、英国の事業ライセンスを取り消し申請

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

英国での事業登録を取り消し

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは、英国で事業を行うライセンスを取り消したことがわかった。

英国の仮想通貨領域を監督する金融行動監視機構(FCA)のウェブサイトによると、取り消し手続きが完了したのは先月30日。そして、バイナンスから申請があったことを今月7日に公表している。

具体的にライセンスの取り消し申請を行った企業は英国部門の「Binance Markets Limited」。FCAは過去に、バイナンスを厳しく監視していたことがある。

関連日本に続き 仮想通貨取引所バイナンスと規制当局の対応例

7日にFCAがバイナンスのライセンス取り下げ申請を公表していたにもかかわらず、現在この内容が注目を集めている理由は、海外メディアが19日に一斉に報じたため。バイナンスの担当者は「The Block」らに対し、以下のようにコメントした。

当社の英国部門は、様々な事業に対する認可をFCAから取得していたが、英国でそれらのサービスを提供したことはない。

取得した認可は将来不要になる可能性が高いため、FCAの推奨に従って取り消すことを決断した。

担当者は、今回の決断はバイナンス本体に影響はないと説明。そして、投資家が主導する販売活動(リバース・ソリシテーション)以外で、バイナンス本体が英投資家に仮想通貨サービスを提供することはないとした。一方で将来的には、再度英国でライセンスを申請する可能性もあると述べている。

関連世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスとは|企業としての取り組みを紹介

欧州での事業

バイナンスが英国でライセンスを取得したことはFCAのウェブサイトにも記載がある。一方でFCAは2021年6月に、英国部門を含めたバイナンスのグループ企業は、英国で規制に準拠したサービスを提供する認可を得ていないと、消費者に注意喚起していた。

その後、同年8月にウェブサイトを更新し、バイナンスはライセンスの必要条件を満たしたと説明している。

最近バイナンスについては、欧州の新しい仮想通貨規制「MiCA」に準拠することに注力する様子が伝えられている。16日には、オランダの規制機関から事業認可を取得できなかったため、同国の市場から撤退することも発表していた。

関連バイナンス、仏規制機関の調査に関する報道に反論 オランダでは事業認可取得できず

バイナンスとは

取扱銘柄や取引高、登録者数が非常に多い大手仮想通貨取引所を運営。他にもベンチャーキャピタル部門の活動や教育コンテンツの提供、慈善活動など幅広い事業を展開している。22年11月には、日本市場への進出を発表した。

▶️仮想通貨用語集

関連バイナンス、グローバル版の日本居住者向けサービス終了予定を発表

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/02 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、フランスのビットコイン戦略的備蓄法案提出やソラナETFの米上場など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコインは売られ過ぎ水準、来週の指標次第で利下げ期待強まるか|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインは逆三尊形成中でギリギリの水準。来週のISM統計で景気減速が確認されれば12月利下げ期待が強まり、11.6万ドルのネックライン到達も。今後の展望を解説。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本人新規登録停止に高い関心
今週は、日本初のステーブルコインJPYC始動、SBIインシュアランスグループによる株主優待へのXRP導入、仮想通貨取引所Bybitによる日本人の新規登録停止に関する記事が関心を集めた。
06:58
日本国内の大手暗号資産(仮想通貨)取引所・交換業者について、利用者の口コミ評価や上場して欲しい銘柄情報を集めたページです。 暗号資産の取扱いを開始している1種会員(日本暗号資産…
11/01 土曜日
13:50
ステーブルコイン覇権争い激化 テザーが過去最高益、USDCは機関投資家採用加速
ステーブルコイン最大手テザーが2025年第3四半期報告書を公表し年初来利益が100億ドルを超えたことを明らかにした。米国債保有額は1350億ドルに達し国別ランキング17位相当。
13:20
仮想通貨市場の現状、センチメント冷え込み=CryptoQuant分析
CryptoQuantがビットコインとイーサリアムの週間市場レポートで投資家の慎重姿勢を指摘した。現物ETFや先物ベーシスなどの指標から市場のセンチメントが冷え込んでいると述べる。
10:20
イオレがSBI VCトレードと提携、ビットコイントレジャリー事業強化へ
イオレがSBI VCトレードと提携し、法人向けサービスを活用したビットコイン取引・保管・運用を開始した。Neo Crypto Bank構想の実現に向けSBIグループとの初の具体的連携となる。
09:50
チェンジHD、JPYCで地方創生へ ふるさと納税・インバウンド決済に円ステーブルコイン導入検討
チェンジホールディングスが日本円ステーブルコインJPYCを活用した地方創生に着手する。「ふるさとチョイス」での決済導入検討やインバウンド事業での実証実験を計画している。
09:20
欧州中央銀行がデジタルユーロ開発加速、2029年導入目指す
欧州中央銀行が中央銀行デジタル通貨(CBDC)デジタルユーロの開発を次段階に進めることを決定した。2027年にパイロット実験を開始し、2029年の正式導入を目指す。
07:40
ビットコイン、サトシ・ナカモト執筆のホワイトペーパー公開から17周年に
仮想通貨ビットコインは10月31日、ホワイトペーパー公開から17周年を迎えた。SNSでは祝福の声が投稿されており、コインベースのCEOは、1つのPDFが世界を変えたとコメントしている。
07:30
米連邦控訴裁、仮想通貨銀行カストディアのマスターアカウント請求認めず
米連邦控訴裁判所が仮想通貨銀行カストディアに対するFRBのマスターアカウント拒否を支持した。裁判所はFRBがアクセスを認めるかどうかの裁量を持つと判断し、地方裁判所の判決を支持した。
06:45
コインベースが民主党議員の政治献金批判に反論 、「中立的活動」と主張
仮想通貨取引所コインベースが民主党マーフィー上院議員からの政治献金批判に公開反論した。同社幹部は仮想通貨業界PAC活動が非党派的で企業献金は歴代政権で標準的慣行だったと説明。
06:10
ストラテジーのセイラー会長、ビットコイン企業買収に消極姿勢
ストラテジーのセイラー会長が他のBTCトレジャリー企業の買収に関心がないことを明らかにした。不確実性が多く時間がかかることを理由に挙げ、デジタルクレジット販売とビットコイン購入に注力する方針だ。
05:45
カナン、日本の電力会社と契約 ビットコインマイニングで送電網安定化図る
BTC採掘機器メーカーカナンが日本の大手地域電力会社とマイニングサーバー販売契約を締結した。水冷式アバロンサーバーで送電網バランシングとエネルギー効率最適化を実現し、2025年末に稼働開始する予定だ。
10/31 金曜日
18:45
American Bitcoin CEOが語る、環境配慮型マイニングの未来|独占インタビュー
American BitcoinのMichael Ho CEO独占インタビュー。ビットコインマイニングの60%以上が再生可能エネルギー由来という実態や、トランプファミリーとのビジネス関係、日本市場への期待について詳しく聞く。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧