はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨取引所BIT、XRPのオプション取引サービスをローンチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRPのオプション取引提供

暗号資産(仮想通貨)取引所「BIT Crypto Exchange(以下、BIT)」は17日、XRPのオプション取引サービスをローンチしたと発表した。

XRPを巡る裁判における米地裁の先月の判決によって、市場でXRPの需要が高まっているとBITは指摘。今回のオプション取引提供の背景には、この需要の高まりがあるとした。

オプション取引とは

仮想通貨以外の資産でも行われるデリバティブ取引の一種。将来のあらかじめ定められた期日に特定の資産を、現時点で取り決めた価格で売買する「権利」を取引する。先物取引が売買の契約であるのに対し、オプション取引は権利を取引するという違いがある。

▶️仮想通貨用語集

BITは2020年にローンチされた仮想通貨取引所。プロの投資家向けに設計されていることが大きな特徴で、これまで以下の銘柄のオプション取引をすでに提供している。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • エイダ(ADA)
  • Toncoin(TON)
  • Milady Meme Coin(LADYS)

XRPのオプション取引で最初の流動性を提供するのは、デジタル資産の機関流動性プロバイダー「OrBit Markets」。レバレッジは最大10倍で、決済は米ドルで行われる。

BITで機関販売のグローバル部門のトップを務めるJustin Buitendam氏は、以下のようにコメントした。

機関投資家と個人投資家の両方に対し、XRPのオプション取引を早期に提供する取引所の1つになれたことを嬉しく思う。

オプション取引では売りと買いを同時に行うことも可能。これから世界のトレーダーや投資家に、この金融商品を届けることを楽しみにしている。

オプション取引市場の需要

米地裁のアナリサ・トーレス判事は先月13日、2020年12月の米証券取引委員会(SEC)による訴訟から始まったXRP裁判について、一部の判決を下した。

その際、XRPの機関投資家への販売は未登録有価証券の取引だったとしたが、取引所での販売は投資契約に当たらないと判断。また、デジタルトークンとしてのXRP自体は有価証券ではないとも述べている。

関連リップル裁判でSECの仮抗告が可能に|18日朝の重要速報まとめ

この時の判決を受け、コインベースやクラーケンらの大手取引所はXRPを再上場。BITは今回の発表でこの時の状況に触れ、裁判の部分的勝利によって「XRPの価格は70%も上昇した」と指摘した。

BITは、仮想通貨のオプション取引はデジタル資産市場で急速に発展しており、今後数年間でさらに速く成長していくとの見方を示している。

「CoinMarketCap」が提供するデリバティブ取引所のデータによれば、本記事執筆時点のBITにおける24時間の出来高は796億円超。参考までに出来高トップのバイナンスは、9.6兆円超である。

関連米SECが提訴した「リップル裁判」まとめ(20年12月〜23年7月)

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:54
ビットコインの買い方、取引所選びの完全ガイド
ビットコインの買い方(始め方)を徹底解説。SBI VCトレード・bitbank・Coincheckなど主要取引所を比較し、安全な購入方法や投資メリットを初心者向けに解説します。最適な取引所選びで失敗しないコツも紹介
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧