OpenAIのプラグインストア
暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)ののツールなどを開発するSolana Labsは24日、生成AI(人工知能)「ChatGPT」のプラグインが、OpenAIの公式プラグインストアに掲載されたことを発表した。
Solana Labs plugin is live in OpenAI's plugin store!
— noah gundotra (@ngundotra) August 2, 2023
note: plugins are still in *beta* so you may not have access yet, even if you have ChatGPT+@solanalabs @OpenAI pic.twitter.com/gzBzCB4hKB
SolanaLabsの開発者Noah Gundotra氏は、OpenAIプラグインストアのキャプチャー画面を掲載。「プラグインはまだベータであるため、ChatGPT Plus(サブスクリプション版)を使っていてもまだアクセスできない可能性がある。」と述べている。
今年5月にリリースされた「Solana Labs ChatGPT Plugin」は、ChatGPTをソラナブロックチェーンのAPIと連携可能にするもので、ソラナブロックチェーン上の情報を照会するのに役立つ。
APIがアクセスするソラナブロックチェーンのエンドポイントが7つ指定されており、ウォレットの残高やステーキング報酬の確認、さらにはNFTの検索などが可能だ。
ユーザーは、ChatGPTのインターフェースで、「私のウォレットの残高は?」と聞くことで、対話形式で情報を取得できる。「私のウォレットにはどんなNFTがある?」と聞けば、NFTとそのメタデータを一覧で表示できる。「トランザクションID で何が発生したか?」と聞くと、 トランザクションの詳細を問い合わせることができる。
「アカウントにはどんなデータが含まれるのか?」のようなソラナに関する質問にも対応。「最も安いMad Lads NFTを見つけてくれる?」と尋ねれば、プラグインがソラナNFT市場を解析する。
ソラナ・ネーム・サービス(SNS)で作成されたウォレットネームの検索(例: toly.sol
、armani.backpack
など)により、アドレスの探索が可能になる。「’USDC’のアドレスは?」と聞いて、コントラクトアドレスを取得できるなど、スマートコントラクト開発者の利便性が高まっている。
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ソラナがAIを積極採用
また、ソラナエコシステムにおいて、開発者はプロダクトにAIの活用について積極的に考えることが推奨されている。
ソラナ財団は4月、AI(人工知能)ユースケースの拡充を図る目的で、約1.3億円の開発支援基金を設立、その後、14億円に増資した。この支援基金には、すでに50件以上の申請がある。
同財団は「ソラナの高い処理能力とスケーラビリティは、AIを用いた新しいアイデアを構築するための独自の機会を提供できる」と強調している。AI駆動の予測モデルや取引アルゴリズムなど、より効率的な金融サービスがソラナ上で構築される可能性があるという。
例えば、Drive to Earnを採用するアプリ「Hivemapper」はより良い地図作成のためにAIを活用している。
ChatGPTとは
ユーザーの質問に対し、人間との会話感覚で回答できるように設計された対話型のAIで、OpenAI社が開発。コンテンツ制作、レポート作成、コード設計など用途は多岐に渡るが、プライバシーや著作権の侵害など懸念事項も多い。
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