CoinPostで今最も読まれています

ソラナのChatGPTプラグイン、OpenAI公式ストアにて承認

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

OpenAIのプラグインストア

暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)ののツールなどを開発するSolana Labsは24日、生成AI(人工知能)「ChatGPT」のプラグインが、OpenAIの公式プラグインストアに掲載されたことを発表した。

SolanaLabsの開発者Noah Gundotra氏は、OpenAIプラグインストアのキャプチャー画面を掲載。「プラグインはまだベータであるため、ChatGPT Plus(サブスクリプション版)を使っていてもまだアクセスできない可能性がある。」と述べている。

今年5月にリリースされた「Solana Labs ChatGPT Plugin」は、ChatGPTをソラナブロックチェーンのAPIと連携可能にするもので、ソラナブロックチェーン上の情報を照会するのに役立つ。

APIがアクセスするソラナブロックチェーンのエンドポイントが7つ指定されており、ウォレットの残高やステーキング報酬の確認、さらにはNFTの検索などが可能だ。

ユーザーは、ChatGPTのインターフェースで、「私のウォレットの残高は?」と聞くことで、対話形式で情報を取得できる。「私のウォレットにはどんなNFTがある?」と聞けば、NFTとそのメタデータを一覧で表示できる。「トランザクションID で何が発生したか?」と聞くと、 トランザクションの詳細を問い合わせることができる。

「アカウントにはどんなデータが含まれるのか?」のようなソラナに関する質問にも対応。「最も安いMad Lads NFTを見つけてくれる?」と尋ねれば、プラグインがソラナNFT市場を解析する。

ソラナ・ネーム・サービス(SNS)で作成されたウォレットネームの検索(例: toly.solarmani.backpackなど)により、アドレスの探索が可能になる。「’USDC’のアドレスは?」と聞いて、コントラクトアドレスを取得できるなど、スマートコントラクト開発者の利便性が高まっている。

関連:ソラナ、ChatGPTをブロックチェーンに導入 AIの活用を推進

ソラナがAIを積極採用

また、ソラナエコシステムにおいて、開発者はプロダクトにAIの活用について積極的に考えることが推奨されている。

ソラナ財団は4月、AI(人工知能)ユースケースの拡充を図る目的で、約1.3億円の開発支援基金を設立、その後、14億円に増資した。この支援基金には、すでに50件以上の申請がある。

同財団は「ソラナの高い処理能力とスケーラビリティは、AIを用いた新しいアイデアを構築するための独自の機会を提供できる」と強調している。AI駆動の予測モデルや取引アルゴリズムなど、より効率的な金融サービスがソラナ上で構築される可能性があるという。

例えば、Drive to Earnを採用するアプリ「Hivemapper」はより良い地図作成のためにAIを活用している。

ChatGPTとは

ユーザーの質問に対し、人間との会話感覚で回答できるように設計された対話型のAIで、OpenAI社が開発。コンテンツ制作、レポート作成、コード設計など用途は多岐に渡るが、プライバシーや著作権の侵害など懸念事項も多い。

▶️仮想通貨用語集

関連:米OpenAI、ChatGPTプラグイン対応開始へ インターネットアクセス可能に

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア