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明日FOMC金利発表 原油高など今後の方針に影響か|20日金融短観

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9/20(水)朝の相場動向(前日比)

仮想通貨関連銘柄 FOMC警戒

  • コインベース|78.1ドル(-4.2%)
  • マイクロストラテジー|339.2ドル(-0.4%)
  • マラソン・デジタル|9.5ドル(-2.3%)
  • ハット8マイニング|2ドル(-2.7%)

仮想通貨関連株銘柄はNYダウやナスダックの反落に同調し下落した。

ハット8マイニングについては18日、カナダのブリティッシュ・コロンビア州最高裁判所から、米マイニング企業US Bitcoin Corp(以下、USBTC)との合併について最終承認を得たところだ。カナダに拠点を置くHut8とUSBTCは、全株式の対等合併により、米国に本拠を置く事業体となり「Hut8 Corp」の名称に変わる。

関連カナダ最高裁、上場マイニング企業Hut8と米USBTCの合併を承認

国内仮想通貨・ブロックチェーン関連銘柄

  • SBIホールディングス|3,356円(+0.4%)
  • メルカリ|3,186円(+1.2%)
  • ドリコム|550円(+0.7%)

ドリコムが手がけるブロックチェーンゲーム「Eternal Crypt – Wizardry BC -」の初のNFTコレクション「Adventurer Genesis Collection」におけるアローリスト(AL、プレセール参加権)の配布に関する抽選の登録を開始した。

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関連9月株式市場見通し

伝統金融 ブレント原油95ドル

  • NYダウ:34,517 -0.3%
  • ナスダック:13,678 -0.2%
  • 日経平均:33,242 -0.8%
  • 米ドル/円:147.8 +0.18%
  • 原油先物WTI:90.8ドル +0.19%
  • ブレント原油先物:94.5ドル +0.17%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:27,196ドル +1.6%
  • イーサリアム:1,642ドル +0.3%
  • 本日のNYダウ・ナスダック

    本日の米NYダウは-106と反落し、ナスダックとS&P500も下落した。明日朝のFOMC会合での金利政策発表に向けて、直近の原油高が今後の政策見通しにどのように影響するかが市場の警戒ポイントになっているようだ。

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    今日のCME金利先物市場においては政策金利を現行水準(5.25-5.50%)に据え置くとの見方が99%になっており、11月会合の金利据え置き観測も先週の65%から70%に上昇。なお今年最後のFOMC会合は、米時間12月12日・13日に開催される予定だ。

    出典:CME

    一方、市場からは今回は利上げの一時的停止になるもののFRBがタカ派姿勢(高金利レベル)を維持すると懸念する見方も出ている。この点についてはFOMCメンバーの金利予測分布図(ドットプロット)に大きく関係している。今回の会合では新たなドットプロットが発表される予定だ。(毎年の3、6、9、12月発表)

    本日のブルームバーグによると、シティー・インデックスのマーケットアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は、ドットプロットが注目されていることについて「年内もう一度利上げがある可能性の高さを示唆するかもしれない。強い個人消費とインフレ期待の上昇で、ディスインフレの速度が落ちているためだ」と話し「2024年の金利予想中央値が、これまでの予想より少ない利下げを示唆する可能性もある。そうなればドル弱気筋は落胆しかねない」と述べた。

    また、バンガードのチーフ・グローバル・エコノミスト兼投資戦略グループ責任者であるジョセフ・デイビス氏は、「金利がより高く、より長く」というFRBパウエル議長のスタンスにシフトしていくと予想しており、FRBが現在のFF金利水準からあと1~3回利上げし、2024年後半までその高水準を維持する必要があるかもしれないと述べた。

    予測中央値について、6月時点での23年末予想中央値は5.625%で、24年末の予想中央値は4.625%だった。今回のドット・プロットが下方修正されず、来年のインフレ見通しが上方修正された場合米金利の上昇と米ドル高につながるだろう。その逆の場合は米ドル安が想定される。

    米5年債利回り 2007年以来高水準

    原油価格の上昇がインフレへの圧力を再び強めて、米国債利回りは20日に上昇していた。米5年債利回り(4.5%)と10年債利回り(4.36%)は共に2007年以来の高水準に到達した。

    出典:Investing.com

    原油高 イエレン長官発言

    本日のニューヨーク原油先物(WTI)は一時上昇した動きに伴い資源国通貨も連れ高。しかしその後FOMC控えで金融市場の幅広いリスクオフに転じて4営業日ぶりに反落した。また、北海ブレント先物も一時は上昇の勢いを強めて1バレル=96ドルに接近していた。

    石油輸出国機構(OPEC)が先週公表した9月月報によると今年の世界需要は過去最大の見込みとなるという。サウジの減産などに加えウクライナ戦争を発端とした欧米エネルギー供給不足を背景に、米石油関連大手シェブロンのマイケル・ワースCEOなどからは1バレル100ドル復活が予想されている。カリフォルニア州ではガソリンの価格が約一年ぶりに平均価格で1ガロン6ドル(1ガロン=3.78リットル)を超えていることが報じられた。

    そんな中、イエレン米財務長官は19日のTVインタビューで、最近の原油価格上昇は望ましくないが時間と共に安定するはずだと指摘。また米景気見通しについては、「ソフトランディングに向けて良好な軌道を進んでいる」とコメントした。

    市場は原油高がインフレへさらなる圧力をかけていることから、FRBが今後利上げを続ける口実となりうると懸念している。ニューヨークを拠点とするヘッジファンド、ウィンショア・キャピタルのインフレ・トレーダー、ガング・フー氏は「原油を織り込まないのは間違いだろうか。個人的にはそう思うが、おそらく少数派だろう」、「石油と全米自動車労組のストライキの組み合わせは、構造的に不安定なインフレの構図を呈しているとコメントした。

    一方、TD証券のストラテジスト、ゲンナディ・ゴールドバーグはMarketWatchの問いに対して「エネルギー価格の高騰が、FRBが最も注視しているコア・インフレ指標に波及するかどうかを判断するのはまだ時期尚早だ」と話した。また、8月時点で320億ドルを運用する米ペン・ミューチュアル・アセット・マネジメント(ペンシルベニア州ホーシャム)のマーク・ヘッペンストール最高投資責任者は「利上げ一時停止の可能性が高いことを当局者が伝え始めた時点で、すでに決定していたわけだ」と指摘した。

    明日FOMC発表の前に開示された重要なインフレ指標は先週公表のCPIで、総合CPIで前月比で14ヵ月ぶりの大幅な伸びとなり、年率も6月と7月に比して急上昇。しかし、ガソリン価格(先月+10%)および夏季における航空券価格の変動(+4.9%)が主な要因だったため、変動しやすい点からFRBが重要視するポイントではないとの見方が強い。

    8月の米CPI結果(消費者物価指数)

    • CPI(前月比):結果+0.6% 前回+0.2% 予想+0.4%
    • CPI(前年比):結果+3.7% 前回+3.2% 予想+3.6%
    • コア(前月比):結果+0.3% 前回+0.2% 予想+0.1%
    • コア(前年比):結果+4.3% 前回+4.7% 予想+4.3%

    関連米8月CPIが予想外に上昇もハイテク株値上がり 来週FOMCに注目シフト|14日金融短観

    米国株 ポジション調整で反落

    IT・ハイテク個別銘柄の前日比:エヌビディア-1%、AMD-0.7%、ARM.O-4.88%、テスラ+0.4%、マイクロソフト-0.1%、アルファベット-0.1%、アマゾン-1.68%、アップル+0.6%、メタ+0.8%。

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    重要経済指標(注目度:★★★★☆)

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