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ジョージア国立銀行、リップルと共に中央銀行デジタル通貨の試験実施へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

デジタル通貨ラリの試験運用パートナー

ジョージア(旧称:グルジア)国立銀行(NBG)は2日、中央銀行デジタル通貨(CBDC)のパイロットプロジェクトを推進するため、技術パートナーとしてリップル社を選定したと発表した。このプロジェクトは、デジタル通貨ラリ(GEL)の試験運用を通じて、公共セクター、ビジネス、および小売市場での実用性を評価することを目的としている。

NBGは、近々リップル社のCBDCプラットフォームを利用してデジタル通貨ラリの実証実験を開始する予定で、その結果を基に将来の展開を検討していく方針。

プロジェクトのパートナー選定にあたっては、合計9社の企業が審査対象となり、その中からリップル社が選ばれた。選考基準には、プロジェクトの目的への深い理解、成功に向けた強いコミットメント、明確な開発ロードマップ、段階的アプローチ、そして事業の持続可能性が含まれた。

NBGはリップル社と共に現実世界でのテストを実施し、具体的な使用事例について評価を進める段階に入る。NBGのナティア・トゥルナヴァ暫定総裁は、以下のようにコメントしている。

厳正な選考プロセスを経てリップルを当プロジェクトの公式技術パートナーに選出したことを誇りに思う。委員会はリップルの技術的優位性とチームの専門性を評価し、選定に至った。リップル社と共にプロジェクトを進めることを楽しみにしており、選考過程に参加し力を尽くした全企業に感謝の意を表したい。

NBGは今年2月に発表した論文で、CBDCに関して2階層の設計を検討していることを明らかにした。ウォレット機能は第三者が提供する予定で、同CBDCはプログラム可能で資産のトークン化をサポートすることになっている。デジタル通貨ラリ(GEL)の試験運用にあたっては、農業保険の提供や不動産取引の自動化など、さまざまな用途が想定されている。

CBDCとは

各国・地域の中央銀行が発行するデジタル化された通貨を指す。「Central Bank Digital Currency」の略である。仮想通貨との大きな違いは、CBDCは法定通貨であること。通貨の管理や決済等においてコスト削減や効率性向上が期待できる一方で、個人情報やプライバシーの保護、セキュリティ対策、金融システムへの影響など考慮すべき課題は多い。

関連:リップル社、CBDCとステーブルコインのプラットフォーム立ち上げ

Ripple CBDC Platform

Ripple CBDC Platformは一連のサービスを提供するもので、中央銀行、政府、金融機関などをユーザーとして想定している。ユーザーは、CBDCとステーブルコインを発行、管理、取引、償還することが可能だ。

リップルの中央銀行エンゲージメント担当副社長ジェームス・ウォリスは、ジョージア国立銀行は経済をデジタル化する道を模索する上で世界をリードしていると述べた。

Ripple CBDC Platformを活用したこのパイロットは、公共セクターでのブロックチェーン技術の活用を変革する大きな一歩となるだろう。NBGとのパートナーシップは、イノベーションと効率性を促進し、公共および民間セクターが安全かつ透明なブロックチェーン取引を最大限に活用する機会を提供することによって、我々のコミットメントを示している。

同プラットフォームは、CBDC発行のため2021年に導入されたプライベート台帳の強化版だ。XRP台帳(XRPL)を使用していることは変わりないが、エネルギー効率の高い新しい技術に支えられている。

CBDCを発行する機関は、このプラットフォームを利用して、機関間の決済やデジタル通貨の流通管理を効率的に実行できる。また、ウォレット機能を介しては、オフライン取引やスマートフォン非依存の使用シナリオも提供している。

リテール市場の企業や消費者は、このウォレットを利用し、従来の銀行アプリ同様、商品やサービスの支払い、受け取りを安全かつ便利に行うことが可能となる。

リップル社は、これまでにブータン王国、パラオ共和国、モンテネグロ共和国、コロンビア共和国、香港特別行政区といった比較的に小規模な国々・地域とCBDCに関するパイロットプログラムを立ち上げてきた。そして現在、世界20カ国以上の政府や中央銀行と積極的に対話を重ねその協力関係を拡大していると報告されている。

関連:東欧モンテネグロ、リップル社とデジタル通貨の実証実験へ

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