- 中国のICO関連についての新たな情報
- 政府の声明等の正式な発表ではありませんが、中国国営テレビのインタビューで社会科学院金融研究所副署長がICO禁止が一時的である可能性について触れました。
中国のICO禁止は一時的なものである!と昨夜に中国国営テレビのインタビューで社会科学院金融研究所副署長がコメントをしました。
あくまで政府の声明ではないため正式な発表ではありませんが、副署長のインタビューによると、ICO禁止は投資家を不法なICOプロジェクトから守るためものであり、今後は法整備を整えライセンスを発行をし、ICOは継続されるとのコメントを残しました。
もし、中国のICO禁止が解除されるのであれば、再度ICOに注目が集まるでしょう。
China ICO ban is temporary, will introduce licensing soon hints Chinese Official
bittox 9.7.2017
原文はこちらから
CoinPostによる考察
2017年イーサリアムブロックチェーンを用いた悪質資金調達やハッキングによる被害額は合計200億円以上でした。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2017年9月6日
被害を受けた投資家は3万人に上り、偽アドレスへの送金やメール、SNSでのキャンペーン広告など手口は様々です。 https://t.co/D9StkS4j7t
CoinPostのTwitterでも取り上げましたが、ICOによる悪質な資金調達による被害額が、中国政府にとって見過ごすことが出来ない額となったため、一度法律で禁止した上で、ICOを始めとした仮想通貨関連の法案を整備していく狙いなのではないでしょうか。
各国でICO、仮想通貨規制が厳しくなってきていますが、現在は政府が今まで手に追えなかったICO資金調達による資金洗浄やテロリストへの資金援助などのリスク対策を施していると考えることもできるでしょう。
CoinPostでは海外の規制状況や政府の今後の取り組みについて、今後更に記事にしていきたいと思っています。