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米コインベース関連団体、大統領候補による仮想通貨討論会を開催

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ニューハンプシャー州で開催

暗号資産(仮想通貨)の権利擁護団体「Stand with Crypto Alliance」は2日、米大統領候補による仮想通貨をテーマとした公開討論会を開催すると発表した。

史上初の仮想通貨大統領フォーラムを発表できることを嬉しく思います! 
ニューハンプシャー州で、仮想通貨とその他の幅広いトピックに関する話を、候補者から直接聞きましょう。質問を提出することもできます。

Stand with Cryptoは、米大手取引所のコインベースが今年8月に立ち上げた非営利団体で、「仮想通貨コミュニティが立法プロセスに直接関与すること」を活動の中心に据えている。

今回の大統領フォーラムは、12月11日にニューハンプシャー州で開催され、参加は無料。参加希望者は予約時に候補者への質問を提出できる。

フォーラムのトピックは仮想通貨関連のテーマに限定されていないため、候補者にとっては、ニューハンプシャー州の予備選挙に先立ち、自身の政策について仮想通貨コミュニティにアピールするチャンスとなる。

ニューハンプシャー州の予備選挙では、党員でなくても事前に共和党か民主党のどちらかを選んだ上で、それぞれの党の候補者に投票することが可能なため、有権者全体の動向が反映されやすい。そのため、後に続く各州の予備選挙を展望する指標の一つと捉えられている。

参加確定の候補者

Stand with Cryptoによると、現在、以下の3人の候補者の参加が確定している。

  • エイサ・ハッチンソン氏(共和党):前アーカンソー州知事
  • ビベック・ラマスワミ氏 (共和党):起業家
  • ディーン・フィリップ氏(民主党):米下院議員

Stand with Cryptoが招待したのは、共和党ではドナルド・トランプ前大統領、元国連大使のニッキー・ヘイリー氏、フロリダ州知事のロン・デサンティス氏、前ニュージャージー州知事のクリス・クリスティ氏ら。民主党から離党し無所属で立候補を表明した弁護士のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏も招待されたという。

仮想通貨を支持する候補者

大統領候補者の中で、仮想通貨支持を表明しているのは、ラマスワミ氏、デサンティス氏とケネディ・ジュニア氏だ。

デサンティス氏は5月に「ビットコインのような仮想通貨を使用する自由を守る」と表明。ケネディ氏は7月、ビットコインのキャピタルゲイン税免除と、米ドルと米国国債を金やビットコインなどの「ハードカレンシー」で裏付けるという大胆な改革を公約として掲げた。

関連:米大統領候補ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏、大胆なビットコイン政策を発表

また、ラマスワミ氏は「ビットコインはドルに対する分散型の代替通貨だ」と発言しており、現在の仮想通貨に対する規制当局の姿勢を強く批判。9月に「包括的な仮想通貨政策の枠組み」をリリースする計画を発表した。

関連:米大統領選出馬のラマスワミ氏、新たな「仮想通貨政策の枠組み」を提案予定

Stand with Cryptoは、米国では成人の約4分の1にあたる5,200万人が仮想通貨を保有しており、有権者層として無視できない影響力を持っていると見ている。また、仮想通貨の所有は支持政党に左右されず、党派間で均等に分布しているという。

米大手仮想通貨投資企業グレースケールは、米国民の価値観の変化などから、2024年の大統領選でビットコインの関連性は高まっていく可能性があると指摘した。

関連:「ビットコイン・仮想通貨・24年米大統領選の関連性」グレースケールが最新レポートを公開

仮想通貨支持派議員が引退

大統領選で仮想通貨関連問題が取り上げられる中、仮想通貨支持派のパトリック・マクヘンリー下院議員が今期で引退する意向を表明した。

今期限りで私は議員を引退する。何事にも季節があり、私にとってはこの季節が終わったと考えている。家族と私にとって、次に何が訪れるか楽しみだ。

マクヘンリー議員は下院金融サービス委員会の委員長を務め、「決済用ステーブルコインの明確化に関する法案」を議会に提出するなど、仮想通貨支持を標榜する数少ない議員の一人だ。

9月に開催された公聴会では、米証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー委員長に対して、法律は明確だとする言動とは対照的に、同氏の行動は、更なる混乱と永続的な損害を生み出した」と痛烈に批判。議会の監視下にあるSECは「法律を超越したもの」ではないと、ゲンスラー氏率いるSECの「ルール策定に対する無謀なアプローチ」に釘を刺す場面もあった。

また連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長に対しても、ステーブルコインに対する規制強化をめぐり、抗議の書簡を送った経緯がある。

仮想通貨業界からは、マクヘンリー氏の功績を讃えるとともに、引退を惜しむ声が上がっている。

関連:米公聴会「トークン化されたポケモンカードは証券か?」ゲンスラーSEC委員長は答え示さず

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