はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインのソフトウェア「Bitcoin Core」、最新バージョンをリリース OrdinalsやBRC-20トークンの発行ができなくなる可能性が浮上

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインのアップデート

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)のソフトウェア「Bitcoin Core(ビットコインコア)」は6日、最新バージョンの「v26.0」がリリースされた。

今回のアップデートではバグの修正やパフォーマンスの向上が行われた他、新しい機能の追加も行われている。

注目されているアップデートの1つとして挙げられているのは、「Bitcoin Improvement Proposals(BIP:ビットコイン改善提案)」の324に掲載されている、ネットワーク上のコミュニケーションに関する内容。

BIP324では、ネットワークに対する攻撃に対して秘匿性や可観測性を高めたり、アップグレード可能性や互換性を実現したりすることなどを目指す。

ビットコインのブロックチェーンはオープンなネットワークであるため伝搬されるデータが公開されており、プライベートな情報が他者に見られ、プライバシーへの配慮が欠けているなどの課題があった。

今回のアップデートでは実験的に、BIP324の提案を実行するという。

OrdinalsやBRC-20トークンの今後

今回のv26の後、v27をリリースする前に、NFT(非代替性トークン)のようなトークンを発行できる機能「Ordinals」やBRC-20トークンを発行する機能が使用できなくなる可能性が浮上した。

ビットコインコアの開発者Luke Dashjr氏は6日、これらの機能はビットコインコアの脆弱性を利用していると指摘している。

2013年以降ビットコインコアはトランザクションの余分なデータのサイズを制限できるようにしてきたが、これらのトークンの「Inscription(刻印)」という行為は、プログラムコードとしてデータを難読化することで制限を迂回していると主張した。

トークンの発行にはその分ブロックスペースが必要になる。これらのトークンは以前からネットワークの混雑やトランザクション費用の増加、スケーリングソリューションの必要性の高まりなどの影響が懸念されている。

関連BRC-20とは?ビットコインのトークン規格がもたらす可能性と課題

Dashjr氏は来年のv27リリースの前に、この脆弱性に対応したいと説明。この提案が実現するかはまだ不透明だが、脆弱性が修正されれば、OrdinalsやBRC-20のトークンを発行する機能は使用できなくなるとDashjr氏は述べた。

なお、BRC-20トークンの代表である「ORDI」は前日比5.2%安となっているが、過去30日では約680%上昇した。

関連投資家関心継続のビットコインオーディナルとその競合、BTCエコシステムの近況は?

BRC-20とは

ビットコインの最小単位である「サトシ」に特定の情報を関連付け、独自のデジタル資産を生み出す手法のこと。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/31 水曜日
12:00
2026年末のビットコイン価格はどうなる?有識者7人に予想を聞いた
ビットコイン2026年末価格予想を暗号資産(仮想通貨)業界の著名人7人が回答した。平均は12.3万ドルで約40%の上昇見込み。FRB政策、機関投資家参入、半減期アノマリー崩壊など注目ポイントを分析。強気派と慎重派の見解を比較し、相場の行方を占う。
11:00
仮想通貨TOP20と国内発トークン、25年の騰落率は
ドナルド・トランプ氏の米大統領就任やビットコインの最高値更新があった2025年。本記事では同年の時価総額上位銘柄と国内発プロジェクトのトークンの年間騰落率をまとめている。
10:00
激動の2025年 仮想通貨の時価総額トップ20、過去8年間における順位変動は
2025年はビットコインが12万ドルを突破した。仮想通貨に肯定的な米トランプ政権が始動した1年を終えるにあたり過去8年間において仮想通貨の時価総額の順位がどのように変動してきたかを振り返る。
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧