はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン価格の収束が意味する今後の傾向、2つのアルトコインにも注目|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
仮想通貨市場は5日、ビットコインが前日比で0.43%安と大きく値が動かなかったことを受け、市場全体的に落ち着いた価格推移を維持したが、ビットコインチャートで形成するトライアングルの収束地点が近くなってきており、価格が大きく動くタイミングも直近に迫っている重要な局面にある。

仮想通貨市場

仮想通貨市場は5日、ビットコインが前日比で0.43%安(18時時点)と大きく値が動かなかったことを受け、ビットコインの値動きに連動率が極めて高いアルトコインも値が動かず、相場全体的に落ち着いた価格推移を維持している。

ビットコインのボラティリティ(価格変動率)は、直近まで減少、年初来最低値水準を記録していることは度々報道こそされているが、現在最も重要な要因として考えられるのは、ビットコインチャートで形成するトライアングルの収束地点が近くなっていることだろう。

この価格推移は、かなり以前から注目されていたものとなるが、ビットコイン価格はその値動きを収束させる形でトライアングルの中での値動きを継続、10月5日現在でもそのラインを抜けることなく推移している。

この傾向が維持される場合は、今後6255USDから6755USDの間で価格が推移することになり、このラインを抜けた場合(より収束幅が狭まるためより時間経過と共に値幅が小さくなる)大きな価格変動する可能性は高いといえる。

どちらの方向にブレイクするかは、現状上値が切り下がり、下値が切り上がるレジスタンスラインとサポートラインで形成されたペナントの中で、下値が切り上がっているため、上抜けされるとの見方も強いと考えられるが、不確定の要因で値が大きく動く仮想通貨市場において予断を許さない状況であることは間違いない。

何れにしても、現在は値動きが収束しているビットコインも、再度大きく動く可能性があるタイミングが近づいており、その値動き次第ではビットコインとの連動率が高い仮想通貨市場全体のトレンドを変化させる重要な局面となっている。

ZB.COMで異常な出来高が確認

CoinMarketCapのデータにて、仮想通貨取引所ZB.COMが出来高ランキング2位に急浮上している。

ZB.COMは、中華系の取引所で出来高も高く常に10位当たりに位置する取引所である。また自社トークンZB建の取引も提供している。

最近ではBinanceと同様にマルタにオフィスを構える計画を発表しているが、全取引所2位の位置まで急浮上するほどの変化はなく、その出来高が上昇している通貨ペアにも違和感が感じられる状況になっている。

以下が5日19時時点での出来高順通貨ペアの一覧となる。

出典:CoinMarketCap

出来高の上位を占めているのは、DASHの通貨ペアまたは、自社トークンZB建の通貨ペアとなる。

この傾向を調べるために、各通貨の出来高の上昇を調べた結果、ほぼ多くの通貨で出来高の減少が見受けられる中で、DASHの出来高が急増している傾向が見受けられた。

BTC出来高推移(出典:CoinPostデータ)

DASH出来高推移(出典:CoinPostデータ)

DASHは価格こそ他の通貨と近い推移を継続(大きな上昇はない)している中で、6月に出来高大きく上昇、その後価格が下落する中でも継続した出来高の上昇を記録している。

直近ではXRPが月平均2.7倍近い出来高の上昇を記録しているが、価格が大きく上昇したことに伴う出来高の上昇であるため、理由が明らかだが、DASHの出来高が急増している背景が見えてこなかった。

本日のZB.COMの出来高の推移を見ると、同取引所がDASHの出来高推移に大きく影響していると考えることはできるが、出来高先行の相場に価格がついてきていない現状、裏で何かが動いている可能性も十分に考えられるのではないだろうか。

しかし、現在でこそ出来高の価格への影響は見られないものの、この出来高が偽装されたものではない場合、今後DASHの価格に良い影響が出るかもしれない注目点の一つとなるだろう。

Liskのファンダメンタルズ要因に注目

Liskは5日、スマホからLSKトークンの送信・受信や取引履歴や残高確認の機能が搭載された新たなアプリ『Lisk Mobile』を発表した。

これにより、スマホからLiskネットワークへアクセスすることが容易になり、ネットワークの確認や取引が可能となった。

また、Liskは報酬半減期(厳密にはLiskの報酬は半減ではない)を迎える日程が、1ヶ月を切ったことが明らかになった。

半減期自体ブロック数でのカウントのため、前後する可能性はあるが、Liskの半減期をカウントするliskdelegate.ioでは、ブロック時間を逆算して、2018年11月1日を予定、1ヶ月を切ったことが掲載されている。

(半減期の予定ブロック数は、block 7451520)

またLiskは、ブロック報酬が半減されるのではなく、現在の4LSKから3LSKに変更される。

なお、仮想通貨の希少性において、供給量が減少することは相場に長期的なプラスの影響をもたらす頃から、重要ファンダメンタルズ要因として扱われるが、今回のLiskもこの観点から、直近1ヶ月で注目すべき仮想通貨の一つとなることは間違い無いだろう。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

米国金利高を背景に日経平均株価が200円安。新興市場にも投げが出た。

日本の株式市場もほぼ全面安となる中、メタップス(6172)が4.60%の逆行高、続落していたSBIホールディングス(8473)も反発した。

メタップスの佐藤航陽社長は、2018年10月6日(土)午後9時00分〜「NHKスペシャル マネー・ワールド~資本主義の未来~」という番組に出演することが決まっている。

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/04 火曜日
18:06
リミックスポイント、ビットコイン追加取得 新株予約権の残存分は消却
リミックスポイントは10月31日に約5億円分のビットコインを追加取得。累計1,411BTC・214億円規模に達し、第25回新株予約権を全て消却、希薄化型ファイナンスを終了した。
17:02
エアドロップやCZ支持で注目集めるDEX「Aster」とは
エアドロップやバイナンス創業者CZ氏からの支持などで注目集めるAsterについて、DEXの特徴や使い方を解説。注目される理由、エアドロップの参加方法やリスクまで詳しく紹介します。
17:00
OKJ、国内初の「MEME」取扱いを発表 
OKJがWeb3スタジオMemeland発の暗号資産(仮想通貨)「MEME」を国内で初めて上場。11月11日17時より取引開始し、販売所・積立など4サービスに対応。
16:46
モブキャストHD、ソラナ(SOL)を1.5億円取得
モブキャストHDがソラナ1億5,000万円超取得、累計5,177SOL保有。クオンタムソリューションズのETH保有など、国内企業アルトコイン保有の動きが活発化。
15:09
ストラテジー、ビットコイン購入で約620億円を調達へ
ストラテジー(旧マイクロストラテジー)は、ユーロ建て永久優先株で約620億円を調達し、ビットコインの追加購入資金に充当する。保有総量は64万BTCを突破。
13:51
トランプ大統領、バイナンスCZとの面識を否定 恩赦に対する批判をかわす
トランプ大統領がCBSのインタビュー番組で、バイナンス創設者CZ氏への恩赦について「面識がない」と主張し、その妥当性を強調した。民主党議員らはこの恩赦について強く批判しているが、トランプ氏は米国を仮想通貨No.1にする戦略の一環と擁護している。
11:59
イーサリアム財団、戦略的な新助成金プログラムを発表
イーサリアム財団が優先項目に特化した新助成金プログラムを発表した。ウィッシュリストと提案依頼の2経路で、仮想通貨イーサリアムのエコシステムを戦略的に支援していく。
11:09
チェーンリンク、英FTSE Russellと提携 伝統金融の代表指標をブロックチェーンへ
ロンドン証券取引所グループ傘下のFTSE RussellがChainlinkと提携し、Russell 1000やFTSE 100など主要株価指数のデータをブロックチェーン上で提供開始。18兆ドル超の運用資産の投資指標として利用される指数データがオンチェーン化される。
10:59
リップル社、米国で仮想通貨現物のプライム・ブローカレッジ事業を開始
リップル社は、仮想通貨現物のプライム・ブローカレッジ事業を米国で開始。機関投資家の顧客が、XRPやRLUSDなど複数の著名なデジタル資産の現物取引をOTCで行えるようになったと説明している。
10:02
ビットコイン一時10万5千ドルまで下落、流動性不安再燃|仮想NISHI
*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(
09:27
Web3大手アニモカ・ブランズ、ナスダック上場の計画 AIインフラのカレンクと合併で
アニモカ・ブランズがAIインフラを手がけるカレンクと合併契約を締結。2026年にナスダック上場することを計画している。上場Web3・仮想通貨コングロマリットが誕生する見通しだ。
07:56
Balancerの不正流出受けて、L1「ベラチェーン」ネットワークを停止
仮想通貨イーサリアム互換のL1ベラチェーンは、バランサーへの攻撃を受け、エコシステムへの影響を抑えるために対策を講じたと発表。場合によってはハードフォークを行うと述べている。
11/03 月曜日
13:40
欧州が仮想通貨・証券の統一監督機関設立を検討 米SECモデルに
欧州委員会が仮想通貨・証券取引所を一元監督する機関を構想している。米証券取引委員会をモデルにしており、ESMAの権限拡大案も検討していると伝えられる。
13:36
FTX債権者は仮想通貨上昇分の恩恵受けられずか 債権実質回収率の試算は9%~46%
仮想通貨取引所FTXの債権者は破綻時の現金相当額で弁済されるため、債権者はビットコインなどの上昇分を受け取れないことになる。債権者代表は、実質回収率は9~46%と推算した。
10:25
仮想通貨Zcash、プライバシー取引機能をさらに強化へ 新ロードマップ公開
匿名機能を重視する仮想通貨Zcashが2025年10~12月期のロードマップを発表した。プライバシー機能を大幅強化し、スワップ毎の使い捨てアドレスなどを導入する計画だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧