CoinPostで今最も読まれています

ブラックロックCEO、イーサリアム現物ETFやビットコインを語る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ラリー・フィンク氏が見解を披露

ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、イーサリアム(ETH)現物ETFに「価値を見出している」と話した。ビットコイン現物ETFが成功裡に立ち上がったことに対するインタビューでの発言となる。米CNBCが12日に報じた。

ビットコイン現物ETF取引初日の各社出来高について、ブラックロックは2位で約1,450億円(10億ドル)を記録していたところだ。なお1位はグレースケールで約3,030億円(20.9億ドル)だった。

関連初日のビットコイン現物ETF出来高、40億ドル超 グレースケールがリード

フィンク氏は、イーサリアムなど他の暗号資産(仮想通貨)の現物ETFが承認される前に、その証券性について法的判断が必要となるかどうかは分からないとしつつ、イーサリアム現物ETFが承認される意義はあると話した形だ。

フィンク氏は、様々な資産のトークン化への布石になるという側面からそこに価値を見出すと話した。現実資産(RWA)トークン化は、金融業界や投資家の注目を集めている分野の一つである。

関連現実資産トークン化に投資家の関心が集まる理由、リアルワールドアセット(RWA)とは

RWAとは

「Real World Asset(現実資産)」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債権等の有価証券などが含まれる。

▶️仮想通貨用語集

イーサリアム現物ETF承認の可能性は?

ブラックロックは昨年11月にイーサリアム現物ETFを申請している。フィデリティ、VanEckその他の企業も申請しており、VanEckらのものはその中でも最初に、5月に結果発表予定とされるところだ。

ただ、大手銀JPモルガンは5月にSECが承認する可能性は低いと見ている。承認のためにはSECがイーサリアムを証券ではなく商品(コモディティ)に分類する必要があるが、5月までにその判断が下されることはないだろうと推測する格好だ。

SECのゲンスラー委員長は、イーサリアムと特定はしていないもののステーキング基盤の銘柄は有価証券とみなされると発言してきた。

関連5月までのイーサリアム現物ETF承認可能性、JPモルガン「50%以下」と分析

「ビットコインはより法に適ったものに」

ブラックロックのフィンクCEOは、米Fox businessにも出演し、ビットコインについて次のように見解を語った。

もしあなたが自分の政府に対して不安を抱いているのなら、あるいは政府が赤字を出しすぎて法定通貨の価値を切り下げているのではないかと恐れているなら、ビットコインは潜在的に長期的な価値保存手段になり得ると言えるだろう。

ビットコインETFの出現は、それがより法に沿ったものに成ろうとしていることを示す一例だとも続けている。また、ビットコインの台帳は国境を超えたものだとも述べた。

関連: 初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

ビットコインETF特集
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア