- 仮想通貨市場
- ビットコインが大幅下落からの急反発、Zaifの事業譲渡が決定したことが好感された。海外メディアの報道では、XRP(リップル)の価格動向で、バイナンスのウォレットメンテが悪影響を及ぼした可能性がある。なお、明日には世界経済の主要20ヶ国で構成される「G20」が開催予定。
仮想通貨市場
仮想通貨取引所Zaifで発生した仮想通貨流出事件に関して、顧客の資産等に関する支援の要請、及び契約締結の状況について、正式契約の締結を延期していたことで市場に懸念が燻っていたが、株式会社フィスコによる金融支援が確定したと報告した。
「お客様預かり資産に関する金融支援」におきまして、当社のプレスリリースより詳細をご報告しておりますのでご一読をお願いいたします。https://t.co/yrKoS3UsPJ
— Zaif – 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2018年10月10日
G20の会議
世界経済の主要20ヶ国で構成される「G20」の財務大臣と中央銀行の首脳たちは、今年4回目の会議を10月11日〜12日に開く予定である。
G20のホームページによれば、国際通貨基金(IMF)と世界銀行の年度会議の間で行われる今年4回目の会議は、11日には「グローバル経済リスクに取り組む」というテーマに関する「金融の脆弱性と貿易摩擦」など、12日には「アフリカの契約」というセクションが予定されているが、前2回のように仮想通貨に関するテーマは特に予定されていない模様だ。
すでに、本日(10日)G20コインポストで報道したように、国際通貨基金(IMF)が新たな経済報告書を発表し、サイバーセキュリティーの重要性と仮想通貨に対する世界基準の規制の必要性を強調した。
今回の議題=規制への呼びかけとイノベーションを妨害しないバランスの保ち合いからすると、ポジティブに捉えられると考えられる。
ビットコイン:テクニカル分析
本日のビットコイン価格は、昨日掲載した今後の価格推移予想でのフィボナッチ61.8%に挑戦せず、大幅下落した。
しかし、黄色枠のサポートラインとなっている72.7万円ラインでピッタリと止まっており、夕方時点では反発を見せている。
このラインを抜けた場合、次のターゲットはフィボナッチ78.6%の703,000円近くまでの下落が起こる可能性もあり、要注意。
XRP(リップル)の価格動向
10月1日開催の大型カンファレンス「SEWLL」に合わせたXRPの急騰で、XRP価格は90円弱の上昇を見せていたが、目先材料出尽くしで大幅反落。
上昇スピードが速かった分、他のアルトコインよりも大きな下落率に見舞われている。
バイナンスのウォレットメンテも悪影響か
海外の仮想通貨メディアnulltxによると、世界最大手仮想通貨取引所バイナンスがXRPウォレットのメンテナンスを告知なしで行い、一時的に入出金+取引不可能とされたことで、「XRPにとっては悪いサインであり、投機と売り圧力を助長する一方である」と懸念が広がったことも売り圧力に。
また、世界最大の仮想通貨取引所バイナンスで、XRPウォレットのメンテナンスが行われており、入出金が不可になっていた。本日メンテナンスが終了し、入出金再開となったが、価格下落につながる可能性もあるため注意が必要と言える。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株
本日の株式市場は、日経先物の反発を見て、昨日とは一転してやや強気ムードに。仮想通貨の関連銘柄も陽線が目立った。
その一方、仮想通貨取引「Zaif」がハッキングを受けて巨額の通貨が不正流出した問題で買われていた、サイバーセキュリティ関連銘柄のテリロジー(3356)が急落を伴いストップ安。短期間で大きく上昇していたこともあり、機関などに売り仕掛けられた可能性がある。
有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。