価格が急騰
EVM系の暗号資産(仮想通貨)DEX大手Uniswapの財政を管理するUniswap財団はUNIトークンのガバナンスを変更する提案を提出した。UNI保有者の利益につながる内容となる。
これまで、UNIトークンの保有者には、Uniswapの手数料が分配されない仕組みとなっているが、やっと変わる可能性が出てきた。提案を受けて、UNIの価格は50%以上急騰し現在11.28ドルで取引されている。
今回の提案では、プラットフォーム上でUNIトークンをステーキングしたユーザーにインセンティブを与えるための手数料メカニズムが提起された。「私たちは、委任(ステーキング)をプロトコルの手数料に関連付けることで、委任だけでなく、思慮深く積極的な委任のインセンティブを与え、ガバナンスを活性化させたい。具体的には、UNIトークン保有者は、Uniswapの成長と成功につながるプロトコルへの投票と関与を行う代表者を選ぶインセンティブを得るべきだ」と記されている。
この提案へのオンチェーン投票は3月8日に実施される予定だ。
以前にも類似した提案はあったものの最終的には可決されずじまいだった。UNIトークンのローンチから3年以上経った今、手数料の再分配を含むUNIのユーティリティ強化に関する議論は再び活発になってきた格好だ。
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