WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

マルタ、仮想通貨業者認定試験で6割が不合格:明白となった専門教育の重要性

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マルタの仮想通貨業者認定試験は合格率39%
マルタ共和国における仮想通貨業者の認定試験で約6割の受験者が不合格となった。 余りに合格率が低かったため、政府は急遽、加点方式に切り替えて認定を行った上での結果だという。 専門教育を受けた人材の確保は今後も世界各所で問題となりそうだ。
ブロックチェーン大学ランキング、トップはスタンフォード
世界の各大学では仮想通貨やブロックチェーンの専門コースが設置され始めている。 優良な複合領域教育を与える米国内の大学として、スタンフォード・UCバークレー・NYUがトップに輝いた。

仮想通貨分野は専門知識が必須

マルタ島、ブロックチェーン参入に思わぬ障壁

「ブロックチェーン島」として知られるマルタ共和国には、多くの仮想通貨企業が集まり始めている。

しかし、そこには思わぬ障壁があったようだ。

地元の新聞タイムズ・オブ・マルタが伝えたところでは、仮想通貨業者の認定試験で約6割の受験者が不合格となってしまったという。

マルタ政府は合格率を引き上げようと直前に条件緩和も行ったようだが、それでも予想外の悪い結果となってしまった。

マルタでは、11月の「仮想金融資産法(VFA)」施行にあたって、仮想通貨などを扱う金融業者は短期研修と筆記試験を課せられることになった。

選択式の問題で構成された筆記試験は、当初は減点方式で採点される予定だったが、蓋を開けてみると余りに合格率が低かったため、マルタ政府は急遽、加点方式に切り替えて認定を行った。

それでも結果として、合格率は39%という結果になった。受験者は250人で、弁護士や会計士などが受験に臨んだという。

マルタ共和国に仮想通貨企業が集結

VFA法は、マルタの「ブロックチェーン島」戦略を担う3大法 の1つとなる予定だ。

VFA法の下では、ICOや売買だけでなく運用や投資アドバイス業務を含む、全ての仮想通貨取り扱い業者は認定試験に通過しなければならない。

この試験は、マルタ政府が「VFA業者として登録するには準備不足の企業が存在」することへの対応策として取り決めたもので、筆記試験のほか、資本要件や規制手数料の増額、継続的な専門教育の必須要件導入などが新たに課せられることになった。

シチリア島のすぐ近くに浮かぶマルタ共和国は、東京23区の半分サイズにあたるミニ国家だが、人口40万人の小さな島に有数の仮想通貨企業が集積しようとしている。

その筆頭とも言えるのが香港から本社移転を決めた大手仮想通貨取引所バイナンスである。

先月コインポストでも報道した通り、バイナンスはマルタ証券取引所との協働を発表し、有価証券トークンを扱う取引所の開設を行う予定だ。

同様の仮想通貨取引所としては、OKExやBittrexもマルタに拠点を設置済であり、ブロックチェーン関連のスタートアップも多い。

しかし、仮想通貨・ブロックチェーン専門教育を受けた人材の確保は今後問題となりそうだ。

最高の仮想通貨・ブロックチェーン専門教育を受けられる大学は?

「ブロックチェーン・アイランド」を名乗り、積極的にブロックチェーン技術を自国戦略に取り組むマルタ政府が、仮想通貨専門教育に対して真剣な姿勢を持っていることが明らかになった訳だが、同様に考えているのは政府機関だけではない。

この潮流を受けて世界の各大学では仮想通貨とブロックチェーン技術の専門コースが設置され始めている。

しかし、この分野は、コンピューター・サイエンスだけでなく経済学や法律学などの複合領域であるため、優れた専門教育環境を提供するのは容易なことではない。

今回、CoinDeskがアメリカ国内のブロックチェーン大学ランキングを発表したため、上位3位にランクインした大学について紹介したい。

1位:スタンフォード大学

1位に輝いたのはスタンフォード大学だ。

同校ビジネススクールの仮想通貨コース設置については以前にも紹介 した。

この設置はウォール街からの人材需要を受けたものだという。

シリコンバレーに位置する同校は、名門で知られるスタンフォードの法律学、経営学、コンピューター・サイエンスのコースとコラボした教育を提供する。

それだけでなく、ベンチャーキャピタルAndreessen Horowitzのゼネラル・パートナーで元連邦検事のKathryn Haun氏や、世界的な経済学者のSusan Athey氏、CoinbaseのCTOであるBalaji Srinvasan氏などの著名人がスター教授として教鞭を取っている。

またスタンフォード大学自体もブロックチェーンへ投資することで知られる。

2位:UCバークレー

2位にはカリフォルニア大学バークレー校がランクインした。

スタンフォードと同じサンフランシスコ近郊に位置する同校は、ランキングの中で唯一の公立校である。

そのため、目が飛び出すような学費を払うことなく、米国トップの工学コースでコンピューター・サイエンスを学ぶことが可能だ。

複合領域の授業も提供されており、教育リーダーとして名高い同校の教授陣が経営学、コンピューター・サイエンス、法学などの分野から結集する。

しかし、同校の魅力は米国で最も活発な学生コミュニティにある。

各専門分野に特化したブロックチェーンの学生組織が複数活動し、エアバスなど大手企業にコンサルティングも提供しているという。

3位:ニューヨーク大学

3位にはニューヨーク大学のコースが選出された。

ブロックチェーン専門コースのパイオニアの一つである同校は、既に2014年には仮想通貨やブロックチェーンを複合領域分野として教え始めていた。

特に同校ビジネススクールのSabrina T. Howell教授が教えた「Applications in Entrepreneurial Finance: Fintech」は、ブロックチェーン分野のベンチャー企業におけるダイナミックな資金調達に光を当てたとされている。

ビットコインのハッカソンを開催した最初の大学でもあるニューヨーク大学は土地柄から企業との結びつきも深く、また「Blockchain Lab and Blockchain Digital Asset Forum」のような組織が学内に設置されている。

CoinPostの関連記事

Binanceを受け入れたマルタ共和国が仮想通貨新条例法案を公開|仮想通貨規制のパイオニアへ
世界有数の仮想通貨取引所Binanceや、OKExのオフィス誘致に成功した、地中海に位置するヨーロッパの「マルタ共和国」が、仮想通貨に関する前向きな3法案を公開した。仮想通貨規制における”世界のパイオニア”を目指す。
『ビットコインは世界中でブレークアウト寸前』マルタのサミットでdeVere CEOが言及
マルタで開催中のブロックチェーンサミットにて、deVereグループCEOは、ビットコインなどの仮想通貨は世界中でブレークアウト寸前まできており、主にFOMOによって起こると予想した。
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/23 金曜日
21:55
バンク・オブ・アメリカ傘下4社、メタプラネット株5.31%保有
バンク・オブ・アメリカ傘下の4社は22日、ビットコインを財務資産として保有するメタプラネット株の大量保有報告書を提出した。保有割合は合計5.31%で、新規報告にあたるものだ。
21:45
JPモルガン、クラリティー法案が前進しなかった悪影響を規制当局が一部相殺と分析 今後の課題は?
JPモルガンのアナリストは22日のリポートで、クラリティー法案が上院で頓挫した悪影響を、規制当局の最近の措置が一部相殺しているとの見方を示した。ただ、仮想通貨の市場構造法がなければ政治・法的リスクは残るという。
19:20
「国債の性質は変えず」トークン化へ Progmat齊藤氏が詳説
Progmatの齊藤達哉代表がnoteで、DCCがまとめたトークン化国債の中間整理を詳説した。主案は国債の性質を変えずにオンチェーン管理口座で扱い、権利移転の正本を24時間稼働の新システムに置く設計だ。
18:05
ビットコイン8万1000ドル台に下落、米メタ決算でAI株安
暗号資産(仮想通貨)ビットコインは一時8万1000ドルを割り込んだ。米半導体指数が6.7%下落し、日経平均は一時1445円安。米10年債利回りが5%を割るなかでBTCが売られた背景と、今後の注目点をまとめる。
12:00
国債トークン化、実機で「経済合理性」検証へ Progmat齊藤氏
Progmat主催のDCCが、トークン化国債とオンチェーンレポの中間整理を公表。国債の法的性質を変えずに管理をオンチェーン化する方式を主案とし、11月の開始を目標にカントン・ネットワーク上で実機検証に移る。
10:30
自民党、「サイバー有事前夜」と提言 暗号資産の追跡や耐量子暗号を明記
自民党の国家サイバーセキュリティ戦略本部による提言が22日、党政調審議会で了承された。官邸主導の対処本部設置を柱に、不正取得された仮想通貨の追跡や、ビットコインにも関わる耐量子計算機暗号(PQC)への移行加速を盛り込んだ。
10/21 水曜日
18:15
米ブロックチェーン協会、米財務省のジーニアス法施行案に修正要請 DeFiや二次流通への過剰規制を懸念
米ブロックチェーン協会(BA)は1、ジーニアス法第3条の施行規則案について米財務省に意見書を提出した。DASPの定義、違法発行への「認識ある関与」、海外発行ステーブルコインの扱いなどの修正を求めている。
17:14
ビットコイン短期クジラの含み益53%減、取引所に1万605BTC流入=アナリスト
オンチェーンアナリストのアクセル・アドラーJr.氏によると、ビットコインの大口短期保有者が抱える含み益は9月22日の98億ドルから46億ドルへ53%減少した。20日には1万605BTCが取引所に流入し、30日平均の2.8倍に達した。
17:00
メタプラネット、ビットコイン保有企業の優先証券へ投資|利鞘獲得の新戦略導入
メタプラネットは10月の声明で、ビットコイン保有企業が発行する優先証券など海外のビットコイン関連証券に投資する「ネット・インタレスト・インカム戦略」の導入を発表した。調達コストとの利鞘を得る狙いで、戦略投資枠の範囲内で行う。
16:30
仮想通貨のハイパーリキッド政策センター、米CFTCにAI計算能力の無期限先物を提言
ハイパーリキッド政策センターは20日、米CFTCに意見書を提出し、AIの計算能力を対象とする満期のある先物と無期限先物の導入を求めた。『H100』GPUの借り賃が1年で下がった点も指摘している。
16:20
マイクロソフトとグーグル親会社、OKXICEのトークン化株取引に異議 計16社に
マイクロソフトやアルファベット、ゴールドマン・サックスなど7社が、OKXICEでの自社株のトークン化取引に新たに異議を申し立てた。異議は計16社となり、当初候補62社の約4分の1が外れた。共同会長のクオモ氏は想定内との認識を示した。
16:04
JPYC、SBJ銀行・LINE NEXTと覚書 口座連携チャージ実証へ
JPYC社が21日、SBJ銀行・LINE NEXTとの覚書締結を発表した。銀行口座とステーブルコインウォレット「Unifi」をつなぐ口座連携型チャージのPoCを3社で進める。SBJ銀行とLINE NEXTは送金・決済の事業化も検討する。
15:50
井林国交相、訪日客の消費税還付にステーブルコイン活用を検討
井林国交相は21日の衆院国土交通委員会で、訪日客向け消費税免税のリファンド方式にステーブルコイン活用も含め検討する考えを示した。11月の制度移行を前に、日本免税とJPYCは3月、円建てステーブルコインを使った還付モデルの構築で提携している。
15:30
カルダノ、取引処理能力を上げる「レイオス」を次期アップグレードに搭載予定
仮想通貨カルダノが、次期ハードフォークで導入予定のレイオスを段階的に展開する計画を公表した。処理能力向上は現行の3〜5倍から始め10〜15倍を目指す。
13:20
ビットゲット、GMO傘下のタイの仮想通貨取引所買収を計画
ビットゲットは、GMO傘下のタイの仮想通貨取引所GMO-Z.com Cryptonomicsの買収計画を発表。これから規制承認などを経て買収を進める。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧