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韓国ロッテグループのCALIVERSEとコロプラ、WebXイベントを共催

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

次世代メタバース開発のカリバースが日本進出

韓国ロッテグループでメタバース事業を主導するCALIVERSE(カリバース)社と国内大手ゲーム会社コロプラの子会社Brilliantcryptoは26日、「WebX2024」4の特別セッションをザ・プリンス パークタワー東京で共催した。

カリバースのKim Dong-Kyu CEOは冒頭、「メタバースを巷で言われているような一過性のブームではなく、私たちはそれを超越したものを目指している」と挨拶した。

カリバースとコロプラは21日に、メタバース経済圏共同創出に向けた基本合意の締結を発表している。

近年、世界的にブロックチェーン技術やXR/メタバースなどの分野は多くの注目を集め、今後の成長が期待される中、コロプラグループでは、2022年にブロックチェーン技術または暗号資産、NFTを活用したGameFiなどのサービス開発、および配信を行う株式会社Brilliantcryptoを設立するなど、急速に変化する市場や環境に迅速に対応し、企業価値向上を図っている。

東証プライム上場企業であるコロプラは、2023年8月にBrilliantcrypto社への増資を発表。親会社にとって経済的に重要な影響を持つ「特定子会社」の位置付けとなった。

Brilliantcrypto社は、2023年7月に開催されたWebXのステージで、コロプラ創業者の馬場 功淳CEO(最高経営責任者)自ら発表し、プレゼンしたブロックチェーンゲーム『Brilliantcrypto』を開発している。

『Brilliantcrypto』では、ゲームプレイを通じてデジタル世界の宝石を創出し、多様なメタバースに宝石を持ち込めるようにすることで、メタバースに新たな経済圏の形成を目指しており、”持続可能なPlay to Earn(P2E)”の実現を目指すものだ。

ローンチ直後の初期フェーズでは、プレイヤーはゲーム内でデジタル宝石の原石のみを採掘することができるが、フェーズ2では採掘したデジタル宝石(原石)をジュエリーに加工したり、デザインすることがが可能となる機能が導入される見込み。

さらにフェーズ3では、提携先の「メタバース(仮想空間)」においてデジタル宝石をコンバート(転送)して利用できるようになることを目指していた。

また、2023年7月には、国内大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックと、IEO(Initial Exchange Offering)に向けた契約の締結を発表しており、独自トークンの上場を見据えて準備していることを伺わせた。

IEOとは、日本国内の法規制に則って暗号資産取引所が主体となってプロジェクトの審査を行い、暗号資産(トークン)の公募売出し・流通を行う仕組み。

一方、カリバース社は日本でも有名なロッテ情報通信の子会社であり、韓国ロッテグループの主要な事業分野及びパートナーと連携したハイクオリティメタバース『CALIVERSE』を開発している。『CALIVERSE』は超高画質3D実写映像とグラフィックのライブ融合を特とし、ショッピングやエンターテインメントなど、さまざまな用途への展開に向けて世界的な注目を集めている。

今回の提携により、『Brilliantcrypto』を通じて創出するデジタル宝石を『CALIVERSE』へ展開するほか、持続可能なPlay to Earnを目指した 「Proof of Gaming」のコンセプトと、CALIVERSE社のよりリアルな現実体験と没入感を実現するメタバース技術、韓国ロッテグループの強固な販路を組み合わせることで、メタバースでの経済圏創出に大きな進展が期待されるとしている。

カリバースの強み

カリバースは、ロッテ情報通信子会社のメタバース企業。

2024年1月9日〜12日にかけて、米国ラスベガスで行われた「CES2024」にて、ひときわ衆目を集めていたのが韓国発の企業である「カリバース」のブースだった。

カリバースは、超高画質3D実写とUnreal Engineに基づいたハイパーリアルグラフィックによるライブレンダリング合成制作技術、そして、仮想現実でのユーザーの視線や音声などに実写人物が反応するようにするインタラクティブ特許技術を保有しており、リアル世界を超える超没入型の「ハイパーリアル」体験を目指す。

カリバースのKim Dong-Kyu CEOは「カリバースは従来のメタバースの弱点を克服した次世代のメタバース」を標榜する。

その根拠として挙げるのが、4つの特徴である。

圧巻のグラフィック:高精細な3Dエンジンを用いて表現する

マルチデバイス対応:スマートフォンだけでなく、PCや3Dテレビ、VR(拡張現実)ゴーグルなどにも対応

リアル世界との連結:メタバースの世界で商品を購入するとリアル世界にデリバリーされる仕組みがある

AI(人工知能)やブロックチェーン技術を導入:NFT(非代替性トークン)や暗号資産(仮想通貨)にも対応

ロッテグループが早くから注目・出資するカリバースの世界には、「セブンイレブン」や日本でも有名なコスメティックブランドの「ロクシタン」、レザーブランドの「MCM」などが参画する。

日本市場でのサービスは段階的に展開予定であり、カリバース内で利用できる独自トークンの発行を検討中のほか、日本企業を招待するイベントも計画中としている。

カリバース公式サイトhttps://caliverse.co.kr/

関連:『WebX2024』講談社、東宝などが出展するIPエリア新設発表、 ETH TokyoとDAO Tokyo同時期開催へ

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