マクロ経済と金融市場
前週末24日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比11.2ドル安、ナスダック指数は5.4ポイント高で取引を終えた。
東京株式市場では、日経平均株価(前引け)は前日比193.7円(0.49%)高と続伸した。
ビットコインの上昇を受け、米国株の暗号資産(仮想通貨)関連銘柄ではコインベースが前日比6.6%高の256.99ドル、マイクロストラテジーが5.1%高の1512ドルと反発した。
仮想通貨市況
暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比2.9%高の1BTC=71,419ドルに。
三角保ち合いを上抜けるとショートカバーを伴い急伸。7万ドル台を回復した。
アナリストのAli氏は1BTC=69,205ドルで推移していた際の分析にて、最近の下落局面でショーター(売り手)が急増していることについて言及。
価格帯別出来高のデータから、1BTC=70,875ドルを上回れば7200万ドル相当のロスカット(強制清算)が発生し、ショートスクイーズが見込めると指摘した。
A lot of sellers in this recent downswing. Now, nearly $72 million will be liquidated if #Bitcoin rebounds to $70,875! pic.twitter.com/giVxiIQqTP
— Ali (@ali_charts) April 8, 2024
ビットコイン(BTC)はその後続伸し、過去最高値に迫る72,777ドルまで続伸している。
IntoTheBlockが6日に出した2024年第1四半期レポートによれば、ビットコイン現物ETF(上場投資信託)は、3ヶ月足らずで供給量の4%以上を獲得した。1000BTC以上保有するクジラ(大口投資家)のアドレス数は急増しており、総残高は2022年6月以来の最高水準に達したという。
具体的には22万BTC(約142億ドル)増加し、内21万BTCはETFへの純流入によるものである。
また同レポートでは、ミームコインの時価総額は2024年の約3倍となる560億ドルに達したことを報告した。これは過去2年間で最も高い水準だ。
ミームコインの投機的なバブル及び熱狂は続いており、SHIB、PEPE、FLOKIなどのミームにインスピレーションを得たトークンの取引量は先月、インドの大手取引所WazirXでビットコインをも上回ったという。
2024年以降DOGEの市場価格は2倍になったが、SHIBは2.5倍、PEPEは5倍近くにまで高騰した。
ソラナ(SOL)基盤の代表的なミームコインである「Dog Wif Hat(WIF)」に至っては年間20倍ものリターンを記録しており、その背後には活発なコミュニティの存在がある。
また、3月13日に行われたイーサリアム(ETH)のDencunアップグレードにおけるプロトダンクシャーディング実装の影響で、レイヤー2(L2)ブロックチェーンでの取引コストが大幅に削減された結果、Baseチェーンの平均手数料は、約10セントから1セント以下まで減少した。
Baseの存在感はますます高まっており、トランザクション数と取引量の両方でArbitrumおよびOptimismを上回って推移している。
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