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ソラナの混雑軽減策、メインネットで承認

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

現在のネットワーク渋滞を軽減へ

先週4日から続くソラナブロックチェーンにおけるネットワーク混雑および処理速度低下を軽減するためのソリューションが見出されたようだ。

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9日深夜、ソラナで「適時投票クレジット」との提案がバリデータのガバナンスにより承認された。

「適時投票クレジット(Timely Vote Credits)」とは、迅速な投票を奨励することで、ソラナの混雑を緩和し、ブロック確認を迅速化するための機能だ。

今回の提案を提出した開発メンバー「zantetsu」氏はソラナフォーラムでブロック投票に関する背景について以下のように説明した。

バリデータは、どのチェーンのフォークが勝利する可能性が高いか(あるいはすでに勝利しているか)を確認するために投票を十分に遅らせることで、デッドフォークに投票する可能性を減らし、獲得できる投票クレジットを最大化できている。このため、多くのバリデーターがさまざまな戦略を採用し、投票にさまざまな遅延(「投票遅延」)をもたらしている。この投票の遅れにより、ブロックの確認と確定が遅くなり、Solanaがトランザクションを処理する速度に直接影響しているわけだ。この問題の解決策として考案されたのが「Timely Vote Credits機能」で、投票に付与されるクレジット数を可変とし、より早い投票がより遅い投票よりも多くのクレジットを受け取ることを提案している。これにより、投票を迅速に行う経済的インセンティブが得られ、投票前にフォークを調査することを待つ利点と相殺される。

先週からソラナ財団と複数のエコシステム開発者が混雑問題の修正に向けて取り組んでおり、当時財団の戦略責任者であるAustin Federa氏は「バグの修正は来週にかけて行われ、状況は改善され始めるだろう。しかし、今後同じような問題を完全に解決するソリューションではない。需要が増え続けることが予想され、この需要に対応するためにシステムをスケールアップするための作業が必要だ」と指摘した経緯がある。

今回の提案がどれほど現在の混雑を解消できるかはまだ未知数だ。

一方、混雑を引き起こした1つの要因である「Ore(オーア)」採掘プログラムは9日、ソラナ上で最も使用されるプログラムとなっていた。総ユーザー数は124,865で、合計取引数は1,200万以上を記録したという。

出典:Dune

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