米国の証券取引委員会(SEC)の5人いるコミッショナーの一人であるKara Stein氏がBloombergとのインタビューに応じ、仮想通貨市場で重要視されているビットコインETFの判断基準について触れた。
- 申請が度々却下されているビットコインETFに関する懸念点とは。
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ビットコインETFを申請する企業はいかにして(価格の)正確な評価・判断基準を得ているのか、現物の保管は可能であるのか、そして流動性の確保はどのようにしているのか、などの要素を考慮してそれぞれの申請を個別に精査しています。
SECは以前から上述の基準を明確化していたが、今回のStein氏のように判断基準を全てリスト化したのは稀な事例だった。
その他の判断基準は以下の通り。
- 有価証券に該当しないか(詳細はハウェイ・テストを参照)
- 価格操作等の不正行為を防止する仕組みがあるか
- 公平な証券の取引を促進しているか
- 投資家保護と大衆利益を守ることができるか
前回8月に却下されたビットコインETFは、CMEやCboeのビットコイン先物を基にしている申請が3件あったものの、本日発表されたBakktのビットコイン先物が開始されれば、ビットコインETFの判断基準にも良い影響がある事が期待されている。
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