はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス前CEOのCZ氏、BNB流通量の64%を所有=フォーブス

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「世界で24番目に裕福な個人」に

暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのチャンポン・ジャオ(CZ氏)前CEOの資産総額が、ビルドアンドビルド(BNB)トークンの価格上昇と共に増加している。フォーブスが報じた。

BNBは、バイナンスが2017年にローンチしたトークンだ。バイナンスのユーザーはBNBを保有することで取引手数料の割引を受けることができる。

現在は、バイナンスの枠を超えたコミュニティ主導の通貨となっており、名称も以前の「バイナンスコイン」から現在の「ビルドアンドビルド」へと変更された。

現在の時価総額は約14兆円で、仮想通貨市場で四位に位置する。6月6日には過去最高値を更新した1BNBあたり720ドル(約11万円)で取引された(執筆時現在は601ドル)。

仮想通貨市場の上昇などを受け、2024年1月の約290ドルから大きく上昇している形だ。

フォーブスによると、バイナンスとCZ氏が、流通している約1億4,700万BNBの71%を共同で保有しており、そのうちCZ氏の保有分は9,400万BNBつまり流通供給量の64%にあたる。

BNBの総供給量は153,856,150トークンで、循環供給量と同じだ。

出典:フォーブス

CZ氏の純資産はバイナンスの株式の90%およびBNBをはじめとする仮想通貨により、610億ドル(約9.6兆円)と推定されるところだ。フォーブスは、世界で24番目に裕福な個人と位置づけた。

BNBトークンの価格上場背景について、仮想通貨リサーチ企業Kaikoのアナリストである、デシスラバ・オーバート氏は、5月下旬以降にBNBがデリバティブ市場で活発に取引されたことがあると指摘した。5月初旬には買いが売りを上回ったとしている。

また、バイナンスが4月に新トークンローンチプラットフォーム「Binance Megadrop」を発表したことも材料視された。このプラットフォームはBNBをロックアップすることで報酬がもらえる仕組みが備わっている。

関連: BNBの買い方や取引所、過去最高値更新の理由を解説

CZ氏は4か月の懲役

CZ氏の資産については、昨年12月にブルームバーグもBNBやビットコインを除外した額が372億ドル(約5.3兆円)だと推定していた。

関連: バイナンス前CEOのCZ氏、23年に資産が約3.5兆円増加=ブルームバーグ

CZ氏は4月にマネーロンダリング防止規制回避の罪で、懲役4か月の判決を受けたところだ。5,000万ドル(約79億円)の罰金を支払うことにも同意している。CZ氏の資産額に比して罰金が少ないとの意見も一部で上がった。

関連: バイナンスCZ前CEO、懲役4か月の判決

CZ氏は、バイナンスを退任して今後は、世界の恵まれない子供たちに基礎教育を無料で提供するプログラムに取り組んでいくと発表している。CZ氏の手元資金により運営する計画だ。

関連: バイナンスCZ前CEO、世界の子どもに向けた「Giggleアカデミー」を立ち上げ

バイナンスとは

取扱銘柄や取引高、登録者数が非常に多い大手仮想通貨取引所を運営。他にもベンチャーキャピタル部門の活動や教育コンテンツの提供、慈善活動など幅広い事業を展開している。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
10:25
Pyth Network、トークンの買い戻しメカニズム「PYTH Reserve」を導入
分散型オラクルPyth Networkが、収益の一部で仮想通貨PYTHを毎月買い戻す新メカニズムを導入する。DAOの資金残高の3分の1程度を購入に充てる予定だ。
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
08:30
テザー、自社株のトークン化や買い戻しを検討か
仮想通貨ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は、自社の株式の流動性を確保するためにトークン化や自社株買いなどの手段を検討していることが報じられた。検討の背景が明らかになっている。
07:40
ソラナDEX大手ジュピター、7つの大型アップグレード発表 オンチェーン金融強化へ
ソラナ上のDEXアグリゲーター「ジュピター」がレンディングのオープンソース化、ステーブルコインジュプUSDローンチ、トークン検証システムVRFD拡張など7つの包括的アップグレードを発表した。
07:05
バンガード幹部がビットコインを投機的収集品と指摘、仮想通貨ETF取引解禁も慎重な姿勢
バンガードの責任者ジョン・アメリクス氏がビットコインを人気玩具ラブブに例え投機的資産と指摘。同社は仮想通貨ETF取引を解禁したが、独自商品提供や投資助言は行わない方針を維持。
06:35
ソラナ「ファイアダンサー」がメインネット稼働開始、100万TPS目指す
ソラナの新しいバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」が3年間の開発を経てついにメインネット稼働を実現。1秒あたり100万トランザクションの処理を目指している
06:10
米ムーディーズがステーブルコイン格付けフレームワークを提案、準備資産評価へ
米大手格付け会社ムーディーズがステーブルコインを評価するための新たなフレームワークを提案した。ステーブルコインを裏付ける準備資産プールの各適格資産タイプを評価し、信用力に基づいて格付けを付与。
05:45
リップルやサークルなど5社、米連邦信託銀行免許の条件付き承認を取得
米通貨監督庁がリップル、サークル、ビットゴー、フィデリティ・デジタル・アセッツ、パクソスの5社に連邦認可信託銀行免許の条件付き承認を付与した。ステーブルコイン発行企業を連邦規制監督下に置く重要な一歩となる。
12/12 金曜日
16:19
ソラナ公式が「XRP登場」を発表 wXRPが同日ローンチ
ソラナ公式が12日、XRP統合を発表。ヘックス・トラストもwXRPのソラナローンチを同日発表し、1億ドル超のTVLを確保。レイヤーゼロ技術を活用したクロスチェーン機能で、ソラナDeFiでのXRP利用が実現へ。
15:10
Animoca Brands Japan、ビットコイン分散型金融「Solv Protocol」とMOU締結
アニモカジャパンはSolv ProtocolとMOUを締結し、企業のビットコイン保有・運用を支援するDAT領域で協力を拡大。BTCFi活用による財務戦略の高度化を目指す。
14:57
米CFTC、ポリマーケットなど4社にデータ規制で柔軟対応
米CFTCが予測市場運営4社にノーアクションレターを発行し、特定の記録保管要件を免除。業界全体の取引高は2025年1-10月で279億ドル(約4兆2000億円)に達し、急成長が続いている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧