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仮想通貨投資企業コインシェアーズ、FTXに対する請求権を63億円で売却

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

債権請求権を63億円で売却

欧州の大手暗号資産(仮想通貨)投資企業CoinShares(コインシェアーズ)は24日、破綻した仮想通貨取引所FTXに対する債権請求権の売却に成功したと発表した。

ブローカー手数料を差し引いた後で、2,660万ポンド(約54億円)の請求権に対して3,132万ポンド(約63億円)を受け取っており、回収率は116%になったとしている。債権の売却先については明らかにしていない。

コインシェアーズのジャン・マリー・モグネッティCEOは次のようにコメントした。

FTX債権の問題はコインシェアーズにとって非常に好ましい方法で解決することができた。今回の並外れた資産回収率は、当社チームの勤勉さと専門知識の証だ。

当社は、この成功を活かして株主に報い、仮想通貨業界のさらなる成長とイノベーションを推進することに引き続き専念していく。

コインシェアーズによると、請求権売却の成功により、グループの財務状況が大幅改善され、株主に高い収益を提供する機会が生じると予想される。

また、財務の柔軟性が増すことで、成長機会に再投資し、市場での地位をさらに強化できるとも続けた。デジタル資産セクターの成長に貢献することで、同社のクライアントもサービス強化を期待できるとしている。

コインシェアーズは3月にヴァルキリーのビットコインETF事業を買収したことなどにより運用資産を約1.1兆円に増加させたところだ。

2024年第1四半期(1~3月)の包括利益総額は前年比で11倍以上増加。同社史上で最高の業績を上げている。

関連: 仮想通貨投資信託提供のCoinShares、1Qで利益総額が前年比11倍に

FTX関連の動きとして日本では、ビットフライヤー(bitFlyer)が20日、FTXジャパンの買収を発表したところだ。機関投資家向けの暗号資産管理会社またはカストディ会社として再出発させる計画だと伝えられる。

関連:bitFlyer、FTXジャパン買収合意 加納CEO「暗号資産預託事業をコアに」

米FTXの返済計画

米FTXは、債権額が5万ドル(約800万円)以下の債権者(債権者の98%)に、債権額の118%を返済する見通しだと発表している。顧客資産は2022年11月時点での現金相当価値での返済となる。

すべての非政府債権者も、破産申請日から計算される9%の利息付きで、債権の全額を受け取る見込みだ。

米FTXは、返済資金を確保するために様々な資産の売却を進めてきた。5月には4,080億円相当のソラナを大幅割引価格で売却完了している。この分には、比較的に長いロックアップ期間が設けられている。

関連: FTX、残り保有分のソラナ4000億円相当をディスカウントで売却完了

また、Amazonが出資していることでも知られる生成AI企業アンスロピックの株式を売却し、1,260億円の利益を得た。

関連: bitFlyer、FTXジャパン買収合意 加納CEO「暗号資産預託事業をコアに」

FTXとは

サム・バンクマン=フリード氏が率いていた仮想通貨取引所。2019年の創設後、急速に頭角を表し、業界最大手バイナンスに次ぐ大手取引所へと成長していた。その後に経営破綻し、破産申請を行なっている。

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