はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

FTX、残り保有分のソラナ4000億円相当をディスカウントで売却完了 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

FTXがソラナの売却を完了

破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所FTXは、26億ドル(約4,080億円)相当のソラナ(SOL)を大幅ディスカウント契約(割引価格)で売却完了した。ブルームバーグが報じた。フィギュア・マーケッツとパンテラキャピタルが最新の買い手となっている。

関係筋によると、フィギュア・マーケッツは、80万SOLを約8,000万ドル(約125億円)で、1SOL=102ドルにて購入している。購入時の市場価格166ドルと比較して39%割引だった。パンテラキャピタルの買収価格は不明である。

ETFの承認されたイーサリアム(ETH)への資金移動に加え、FTXによる売却懸念も市場心理に影響をもたらしたか、ソラナは27日に一時3%ほど下落して161ドルとなった。

オークションで大規模なトークンが売却されると、市場に出回るトークンの供給が増加することになる一方、今回売却されたソラナ(SOL)はロックアップが掛かり、4年間をかけて段階的にアンロックされるため、直ちに売り圧力とはならない。

FTXは今年4月にも、2,500万~3,000万のソラナをギャラクシートレーディングやパンテラキャピタルなどに約6割引で売却していた。

ギャラクシートレーディングらは、ソラナ購入のために数百億円規模のファンドを立ち上げており、ソラナの将来性に期待していることを窺わせていた。

関連FTX、3,900億円相当のソラナを高割引で投資会社に売却

関連イーサリアムに続く現物ETFはソラナになる可能性 識者が議論

FTXとは

サム・バンクマン=フリード氏が率いていた仮想通貨取引所。2019年の創設後、急速に頭角を表し、業界最大手バイナンスに次ぐ大手取引所へと成長していた。その後に経営破綻し、破産申請を行なっている。

▶️仮想通貨用語集

FTXによる資産返済の影響は

デジタル資産に関する分析を行う「K33リサーチ」は14日、FTXが顧客へ現金弁済(返済)することで、今年後半にかけて仮想通貨市場を後押しする可能性があると論じていたところだ。破綻したFTXは債権者(元顧客)に対し、110億ドル以上の債務を抱えているとされる。

返済が行われるのは2024年4Q(10月から12月)になると予測しており、現金を受け取った元FTX顧客の一部がその資産で仮想通貨を購入した場合、年末に向かって相場が上昇する可能性があると意見している。

関連「FTXの返済が仮想通貨相場の上昇につながる可能性」K33リサーチ分析

2022年11月の破綻後、FTXは様々な資産の売却などを進めて負債を上回る資金を捻出した。顧客に弁済のための資金を145億ドルから163億ドル(約2.3兆円~2.6兆円)確保している。ソラナの売却もこの一環だ。

FTX債権者の98%が請求額の少なくとも118%を現金で受け取れる見通しである。ただ、顧客資産は2022年11月時点での現金相当価値での返済となるため、これを不満として仮想通貨での返済を望む声もあがっていた。

関連FTXが再建計画書提出、すべてのユーザーに100%以上弁済の見込み

サム前CEOは控訴へ

FTXのサム・バンクマン=フリード前CEOは3月、電信詐欺、商品詐欺、証券詐欺、マネーロンダリングその他の罪状により地方裁判所から懲役25年の判決を言い渡された。

その後4月、サム氏の弁護士はこれらの判決に対して控訴を行う申請書を提出している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:45
トランプ大統領、イーロン・マスクに対する批判を再び展開、 『大きく美しい法案』巡る対立が再燃
「大きく美しい法案」をめぐり、トランプ大統領とイーロン・マスク氏の対立が再燃している。マスク氏の痛烈な法案批判に対し、トランプ氏は、マスク氏が率いる企業の政府補助金受給について政府効率化局(DOGE)で調査すべきと発言し、かつて盟友だった両氏の関係は緊迫感を増している。
13:20
アリゾナ州知事、押収仮想通貨の準備基金法案『HB2324』を拒否権行使
アリゾナのホブズ知事が犯罪捜査で押収した仮想通貨管理法案を拒否。地方自治体の協力阻害を懸念と声明。
11:45
パクソス、ステーブルコインUSDGを欧州全域でローンチ サークルとの競争激化
パクソスが米ドル建てステーブルコインUSDGをEU全域で発行開始した。MiCA規制に準拠している。合計30か国に展開しており、ステーブルコイン時価総額ランキングでは15位だ。
11:10
ナスダック上場DeFi Development Corp、1億ドル転換社債発行 ソラナ蓄積戦略を拡大
米初のソラナ準備金戦略企業DeFi Development Corpが1億ドル転換社債の私募発行を発表。調達資金でSOL購入継続、バリデータ運営による複利成長を目指す。
10:50
上場企業のビットコイン購入量24万BTC超えも、価格には反映されず その理由は?
2025年上半期に世界の上場企業が仮想通貨ビットコインを24万5510BTC購入しETF保有数の2倍超。前年同期比約5倍増でマイクロストラテジー戦略が拡散、企業準備金としての位置づけが確立された。
10:30
米SEC、仮想通貨ETFの上場基準を策定か 審査迅速化に期待
米証券取引委員会が、ビットコインなど仮想通貨ETF向けの汎用上場基準策定を検討していると伝えられる。19b-4様式省略により審査迅速化が期待される。
10:20
ETH1万ドル到達は『義務』と表明、イーサリアムに新組織誕生
仮想通貨イーサリアムに、イーサリアムコミュニティ財団という新たな組織が誕生。公式サイトで、イーサリアムの価格に特化した組織であると説明している。
07:55
NYSE上場DDCが760億円調達完了、ビットコイン準備金戦略を本格始動
アジア食品ブランド運営のDDC EnterpriseがNYSE上場企業として最大規模の仮想通貨専用資金調達を実施。Anson Fundsらから総額5億2800万ドルでビットコイン準備金構築へ。
07:25
XRP戦略推進へ、ナスダック上場のWebusが1億ドル調達合意
ナスダック上場のWebusがリップル・ストラテジー・ホールディングスと1億ドルの資金調達契約を締結。仮想通貨XRPを活用した事業戦略推進により株価が日中130%上昇も最終的には8%反落。
07:15
「ビットコインが25年に20万ドルへ到達するとの予測は維持」Bitwise
仮想通貨運用企業Bitwiseは、2025年の10の予測に対する中間評価を公開。ビットコインが20万ドルに到達するとの予測は維持することなどを記載した。
06:50
ストラテジーのビットコイン循環戦略、NAV超プレミアムを正当化か=TD Cowen分析
ストラテジーの株価は純資産価値(NAV)を大きく上回って推移。継続的な株式発行が1株あたりのBTC保有を押し上げる構造が、投資家の注目を集めている。アナリストはその持続性とリスクに着目している。
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧