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仮想通貨ICOの失敗時に投資額が返却される『リバーシブルICO』をERC20開発者が提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ERC20開発者:新たなICOを提案
イーサリアムのカンファレンス「Devcon4」で、仮想通貨ICOの画期的なスキャム対策を提案した。投資家がスマートコントラクトアドレスにトークンを送り返すことで、投資金を回収することができる。

ERC20開発者:新たなICOを提案

ERC20の開発者Fabian Vogelsteller氏は、リバーシブルICO(RICO)という新たな技術を、プラハ開催のイーサリアムカンファレンス「DevCon4」にて提案した。

この技術が加えられると、投資家はICOから資金をいつでも取り戻すことが可能となる。

このように投資家を保護する機能が加えられることにより、詐欺の減少が期待される。

ERC20トークンはICOを通じて仮想通貨を立ち上げる際、簡単、安全、効率的で最も人気を誇る。

スマートコントラクトはERC20で作られ、投資家はETHをスマートコントラクトに送りトークンを受け取る。

この技術により過去2年間で約2.2兆円の資金が集まり、一時期は仮想通貨業界全体でブームとなっていた。

しかしICOプロジェクトの内、かなりの割合で約束が守られず、またスキャムであるもの数多く存在した。

Vogelsteller氏は、その点に関して以下のように述べている。

ERC20より優れたものを作れば、スキャムのICOプロジェクトを成功させることがはるかに難しくなり、その数も減るため、何かより良いアイデアを考えなければという思いに駆られている。

今回提案されたRICOを利用すれば、いつでもスマートコントラクト・アドレスにトークンを送り返し、投資したETHを取り戻すことができる。

この新たなICOは、プロジェクトが失敗に終わると集めた資金を返却する仕組みのため、プロジェクト側は、約束を守ろうとするインセンティブが与えられ、投資家の誤った投資を避けることができるとしている。

Vogelsteller氏は

投資した資金をいつでも引き出すことができ、そのためにはトークンを送り返すだけでいい。

これによりコミュニティとプロジェクトとのバランスを取り戻すことができる。

これは非常に大事なことだと思う。

と発言している。

RICOが実施されれば、今のICOよりはるかに透明性が増すと考えられる。

メリットを享受するのはプロジェクトの出資者だけではない。

ブロジェクト側は、プロジェクトが失敗に終わると自動的に資金が返却されるため、法的な争いに発展する可能性が低い。

ただRICOの不透明な側面は、どのように資金を調達する企業と投資家の安全のバランスを保つかという点だ。

投資家の安全に100%焦点を当て設計をすると、資金調達したETHに手をつけられなくなることが予想される。

このように、課題はあるものの今回提案されたアイデアに期待が高まっている。

問題が散見される現行のICOに革新をもたらすのだろうか。

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