二番目の申請
米国で暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物ETFを提供している投資企業21シェアーズは、VanEckに続き、米国でソラナ現物ETFの上場(S-1登録)を申請したことが確認された。
スイスのチューリッヒに本社を置く21シェアーズは、すでに8億4600万ドル以上の運用資産を持つ現物ソラナのステーキング上場商品を欧州で運用している。
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今回、21シェアーズによるソラナ現物ETFは、「21SHARES CORE SOLANA ETF」というもので、米国のCboe BZX取引所への上場を目指す。ETFの償還は、現物SOLではなく、現金のみとなるが、ビットコイン現物ETFと同様な仕組みが採用されている。
また、SOLのカストディはコインベースが担当。コインベースは現在米国の全てのビットコイン現物ETFのBTCの保管を行っている。
前日に判明したVanEckの「VanEck Solana Trust」の申請でも同じくCboe BZX取引所への上場が記されている。
ソラナ現物ETFに関しては、ビットコインとイーサリアムと異なり、最大の先物市場であるCMEがまだ取り扱っていない点から規制欠如として承認される可能性は低いとみなされているが、21Sharesの法務責任者Andrew Jacobson氏はThe Blockの取材で「CMEの先物契約に仮想通貨トークンを含めることは法的な前例になるが、ETFの適格性の唯一の基準とすべきではない」とコメントしたという。
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なお、大手仮想通貨マーケットメーカーのGSRは昨日公開のレポートでソラナ現物ETFが実現した場合、SOLの価格は最大で8.9倍上昇しうると予測している。
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