WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

USDCが大量新規発行、押し目買い狙いか 仮想通貨相場底打ちはいつ?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

買い圧力になるか

ビットコインは今週ドイツ政府の継続的な売却や、マウントゴックス返済による売圧への懸念といったネガティブな材料を受けて大幅に下落したが、押し目で買う資金がオンチェーンへ流入する動きも確認されている。

昨日(5日)、マウントゴックスの再生管財人が管理するウォレットから大量のビットコインがビットバンクのホットウォレット(1,544.67 BTC)や別のアドレスなどへ移動したのち、ステーブルコインUSDCの新規大量発行はオンチェーンで行われている。

最初には400億円相当のUSDCがソラナブロックチェーン上で新規発行され、6月朝にも、合計365億円相当のUSDCがイーサリアム上で発行され、321億円のUSDCがUSDCの発行元からコインベースへ入金された。

ステーブルコインの新規発行および取引所への入金は買い圧力のサインとされており、過去にも大口投資家や機関投資家による押し目買い目的でのテザーUSDT大量新規発行が、相場の大幅下落の後に行われることが多々あった。

出典:ホエールアラート

出典:ホエールアラート

関連約2000BTCのビットコインが仮想通貨取引所クラーケンへ送金=ホエールアラート

底はいつ打つのか?

過去3週間、米・ドイツ政府による売り圧力は顕著化し、相場へ大きな影響を及ぼしていた。それにマウントゴックス返済タイミングが重なり、地合いをさらに悪化させている。

Arkhamのオンチェーン追跡によると、米・英・独政府によって押収されたビットコインの保有数残高は、合計で2.8兆円に及ぶ。また、マウントゴックスからの返済額には、142,000 BTC(1.3兆円)がある。

関連マウントゴックス、10年越しに債権者へのビットコイン返済を実施

マウントゴックス返済分を含むそれらのビットコインは今後清算されていく公算が高いが、売却の終了がビットコインの底を示す「可能性が高い」と一部の有識者は指摘している。

Blockware・ソリューションズの元アナリストで、Unchainedのシニア・プロダクト・マーケティング・マネージャーであるジョー・バーネット氏は金曜日の投稿で、「ドイツが約50,000 BTC(押収した額)を売ることは、底を打つ可能性が高い」、「この規模の売却を発表するのは賢いものではなく、反射的なフィードバックループを生み出す」と指摘。(フィードバックループ=売圧によってさらに売りが加速する状況)

関連ドイツ政府保有の約4000億円のビットコイン買収を提案、ジャスティン・サン氏

バーネット氏は、大口の買い手がビットコインの過払いを避けるために入札額を下げ始め、価格がさらに下落する可能性があると予測し、「これはおそらく、すべてのビットコインが売却されるまで続くだろう。売却後、価格は安定するか、再び上昇する可能性がある」と話した。

また、デリバティブ分散型取引所SynFuturesのレイチェル・リンCEOは、Decryptに対し「売り圧力が今後数日で減少することはないだろう」と予測し、「市場はマウントゴックスのユーザーのほとんどがビットコインを投げ売りすると予想しているが、予想より売りが少なければ、相場の反発が正当化される可能性があり、価格を押し下げるだけの売りであれば、5万ドルが意識されるかもしれないという。

関連ビットコイン5月安値割り込み大幅下落、相次ぐ大口売りで相場に警戒感

さらに、マウントゴックス返済による今後の売圧に関して、WhaleWireの金融アナリストのジェイコブ・キング氏はXへの投稿で、「ビットコイン支持者たちは言い出したくないだろうが、返済される1.3兆円のビットコインの大部分は売却されると考えている」と述べ、「賛否両論あることは承知しているが、現在の需要量の少なさからすると、ビットコインはたやすく厳しい弱気相場に逆戻りするかもしれない」と予測した。

ビットコイン取引所マウントゴックスが2014年に経営破綻した際、ビットコインのその年の終値はまだ320.19ドルだったが、現在に至って、170倍以上値上がりしてきた。長年返済を待っていた初期投資家が大金を手にして利確するということは、アナリストらのコンセンサスのようだが、今年はビットコインETFが米国で誕生し機関投資家への普及が始まったことや、11月の大統領選で親仮想通貨のトランプ前大統領が勝つシナリオもあり、ビットコインの今後の伸び代を見据えて保有を続けていくビットコイン初期投資家も少なくはないだろう。

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/11 土曜日
13:30
イーサリアム、温室効果ガス排出量を99%以上削減
ケンブリッジ大学オルタナティブ金融センターは、PoS移行後の仮想通貨イーサリアムが電力需要を大幅低下させ、温室効果ガス排出量が99%以上減少したとする報告書を公表した。
12:00
規制はコストではなく「堀」、NERO Chain創業者に聞く2026年のWeb3業界
WebX2026プラチナスポンサーの豪州発レイヤー1「NERO Chain」創業者Jake Stolarski氏に取材。規制対応を強みとする金中心のRWAトークン化と、規制を「堀」と捉える2026年のWeb3市場観を聞いた。
11:35
ソラナ初期クジラ、23億円相当SOL盗まれたか
オンチェーン調査者のZachXBT氏は10日、ソラナのジェネシスブロック配布に関連する初期クジラのウォレットから約18万900SOLが盗まれた可能性があると報告した。一部はイーサリアムにブリッジ転送されたという。
10:20
ビットコイン6.4万ドル台へ上昇、現物主導の買いと原油安が追い風|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは7月10日から11日朝にかけて上昇した。7月初旬には一時5万7,000ドルまで下落し、年初来安値を更新していたが、足元では6万4,000ドル台まで回復。
10:05
ジーキャッシュ、ZEC偽造脆弱性対応の「Ironwood」アップグレードで実施日程公開
プライバシー仮想通貨ジーキャッシュがOrchardプールの脆弱性に対応する『Ironwood』アップグレードの実施日程を発表。フルノードのZebra移行も並行して進む。
09:40
米住宅法、CBDC禁止条項含み自動発効へ トランプ大統領署名拒否
トランプ大統領が米住宅法への署名拒否を表明した。法案は11日深夜に自動的に法律となり、連邦準備制度理事会によるCBDC発行を2030年末まで禁止する条項も発効する。
08:35
SKハイニックスのトークン化株式がソラナで取引開始、米ADR上場と同時に
韓国の半導体大手SKハイニックスが10日、米ナスダックにADR上場。約280億ドルの調達額は2014年アリババIPO以来最大の外国企業上場規模で、同日ソラナ上でもトークン化株式の取引が始まった。
07:15
AIエージェントで新たな取引体験の実現へ、ビットバンクが実証実験開始
仮想通貨取引所ビットバンクは、AIエージェントを通じた新たな取引体験の実現に向けて実証実験を開始。実証実験の背景や内容、将来的な目標について説明している。
06:55
米上場エンペリー・デジタル、AIデータセンター資金調達のため1400BTC売却
米ナスダック上場のエンペリー・デジタルが5月7日以降にビットコイン1,400BTCを売却し、約8,710万ドルを調達した。AIデータセンター投資や債務返済に充てる方針で、7月10日時点の保有残高は1,514BTCとなった。
06:25
暗号屋、銀行振込対応のステーブルコイン決済「すてぶるペイ」を発表
合同会社暗号屋は10日、銀行振込でステーブルコイン決済を実現する「すてぶるペイ(STBLpay)」を発表した。利用者はウォレット不要、加盟店は与信審査なしで導入でき、7月開催のWebX2026でもデモ展示を実施する。
05:55
英大手銀、2026年末ビットコイン10万ドル予測を維持
英スタンダードチャータードが2026年末ビットコイン価格10万ドルの予測を維持した。ストラテジーのBTC売却を「ノイズ」と評価し、同社が優先株担保へ戦略転換しているとの見方を示した。
05:00
USDC発行企業サークル、信託銀行設立の最終承認を取得
米ステーブルコイン発行大手のサークルは10日、米通貨監督庁から国法信託銀行の設立最終承認を受けた。デジタル資産の機関向けカストディ提供と、将来的なUSDCの準備資産管理を計画中。
07/10 金曜日
19:01
片山金融相、仮想通貨ETFの国内解禁に改めて意欲
片山さつき財務・金融担当相がQUICKセミナーで仮想通貨ETFの国内解禁検討を表明。仮想通貨を金融商品と位置付ける金商法改正案は参院審議中で、成立すれば2027年度施行の見通し。SBI証券・楽天証券は仮想通貨投信の販売準備を進める。
18:00
OKJ、カントンコイン(CC)取扱い開始予定 板取引でのCC取扱いは国内初
OKJが7月15日、カントンコイン(CC)の取扱いを開始予定で、対応暗号資産は54種類に。板取引での提供は国内初。Canton NetworkにはGoldman Sachs等大手金融機関に加え、SBIグループのSBIデジタルアセットホールディングスも運営参加している。
17:03
メタプラネット・JPYCら4社、デジタルクレジット共同検討
メタプラネットとJPYC、Progmatなど4社が、ビットコインとステーブルコイン、セキュリティトークンを組み合わせたデジタルクレジット領域の共同検討を開始した。中堅企業の資金調達課題や「Project NOVA」構想との関係を解説する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧